大企業と変わらず、中小企業にとってもD2D2T(Disk to Disk to Tape)によるデータ保護の重要度が増している。日本HPは6月28日、中小企業に適したデータ保護製品としてDATの第6世代となる新規格「DAT160」に基づくテープ製品を発表した。 DAT160では、DAT72に比べるとテープ幅が2倍に拡張されているのが大きな特徴だが、それにより、容量・データ転送速度とともに、これまでの2倍以上の80Gバイト・6.9Mバイト/秒を可能にしている。 「DATは、コストとパフォーマンスのバランスからすると中小企業に最適のテープメディアであることに変わりはない」と話す米HP OEMストレージビジネスDDSリードエンジニアのロビン・ウィリアムズ氏に、DAT160とHPのドライブ製品の技術的な特徴について聞いた。同氏は、DAT160の規格制定や同規格に対応したテープドライブの製品化に携わ
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