埼玉県朝霞市で女子中学生が誘拐され、ことし3月、2年ぶりに保護された事件で、監禁などの罪で起訴された24歳の男について、さいたま地方検察庁は少女が監禁によってPTSD=心的外傷後ストレス障害を負ったとして、起訴の罪名をより重い監禁傷害の罪に変更する手続きを取りました。 東京・中野区の寺内樺風被告(24)は、おととし3月、埼玉県朝霞市で下校途中だった当時中学1年の女子生徒を誘拐したうえ、保護されることし3月までの2年間、千葉市と東京・中野区のマンションに監禁したとして、監禁などの罪に問われています。 寺内被告は少女を連れ去った後、「おまえは捨てられた。誰も捜していない」、「家族から見放されている」と繰り返しうそをつき、精神的に追い詰めようとしたということで、さいたま地方検察庁は、少女が2年間の監禁によって脱出が困難な心理状態に陥り、重度のPTSD=心的外傷後ストレス障害を負ったとして、起訴の