北九州市八幡西区の福岡県立高校で4月、1年生の男子生徒がクラスメートから顔を殴られるなどの暴行を受け、約2週間のけがをしていたことが関係者への取材で判明した。事態発覚から約1カ月後、学校は男子生徒に対し、加害生徒と一緒に元のクラスで授業を受けてほしいと打診。男子生徒は不信感を募らせて適応障害と診断され、そのまま不登校になったという。 【写真】7割超が食べ残した「冷たい給食」 関係者によると、男子生徒は4月24日の休み時間、クラスメートから因縁をつけられ、廊下で顔を殴られたり、腹を蹴られたりしたとし、唇を切るなどして病院で約2週間のけがと診断された。他の生徒が撮影したとみられる動画に暴行の様子や、暴行を指示したとされる生徒らが映っており、男子生徒の保護者は同月30日、県警に被害届を出した。 事態を把握した学校側は、暴行したり、それを指示したりしたとされる生徒2人を特定して指導し、別室で授業を