先月、東大病院が新たな電子カルテシステムを導入したが、その影響で病院内に混乱が発生したという(市況かぶ全力2階建)、これについて日経コンピュータが取材を行い記事にしている。 これによると、問題の電子カルテシステムは1月2日に本稼働が開始されたもので、外来診療の受付が開始された1月4日以降で実際に外来窓口の混乱が発生していたという。 原因としては旧システムとの操作性の違いが挙げられている。たとえば、新システムでは担当医が患者の保険種別を選択する必要があるが、通常担当医は患者の保険種別を把握していないため、この情報が適切に入力されないケースがあったという。さらに担当医によるデータの入力漏れも相次いだそうだ。 また、東大病院側は適切に移行したはずのデータで必要なデータが表示されないケースも多くあり、問題の原因としてこうしたデータ移行ミスが7割、操作性の違いが3割だと主張している。