ウニに長期間の記憶があることを明らかにした研究で済々黌高校の生徒が文部科学大臣賞を受賞しました。受賞したのは済々黌高校生物部の今村響さんと伊藤和哉さん、黒瀬陽斗さんの3人で、きょう(21日) 熊本県庁で…
ウニに長期間の記憶があることを明らかにした研究で済々黌高校の生徒が文部科学大臣賞を受賞しました。受賞したのは済々黌高校生物部の今村響さんと伊藤和哉さん、黒瀬陽斗さんの3人で、きょう(21日) 熊本県庁で…
Published 2024/01/15 06:47 (JST) Updated 2024/01/15 07:01 (JST) 北海道に生息するカタツムリ「エゾマイマイ」は敵から襲われると、通常の約1.3倍の速さで「走って」逃げることを京都大の森井悠太特定助教(進化生態学)と北海道札幌啓成高校の生徒らのチームが15日までに突き止めた。成果は国際学術誌に掲載。同校科学部の生徒6人は貢献が大きかったとして共著者として論文に名前が記された。 チームによると、カタツムリは外部からの攻撃に対し、殻の中に引っ込んでやり過ごすことが多い。チームは走って逃げる生態の報告は「世界初」とするが、速度の上昇はごくわずかで「カタツムリなりに走っているが、実際に敵から逃げ切ることができているかどうかは分からない」という。 チームは直径15センチ、高さ90センチの円柱形容器を作製。エゾマイマイを中に入れ、天敵からの攻
嫌われ者のヤマビルを調べている「子どもヤマビル研究会(略称・ヒル研)」(三重県いなべ市大安町)の活動成果をまとめた本「ヒルは木から落ちてこない。」(山と渓谷社)が2021年9月の刊行後、反響を呼んでいる。「子どもたちの探究心に驚かされた」など感嘆の声が次々と上がっているのだ。登山者らが信じ続けてきた「ヒルは木から落ちてくる」という俗説を実証実験で覆した“新発見”をはじめ、謎に満ちたヒルの生態を次々と解明しようとする子らの無垢(むく)な好奇心が読者の琴線に触れたようだ。【松本宣良】 ヒル研が発足したのは約10年前。元小学教諭の樋口大良さん(75)が自然体験学習の臨時指導員をしていた時、最初はヤマビルを気持ち悪がっていた子らが、慣れてくると平気でヒルを捕まえ、目を輝かせている姿を見て「教材として活用できないか」と思い立ったのがきっかけだ。
長崎県・長崎南高校の科学部が、段ボールと市販の除菌スプレー、ビニールを使った安価な無菌室で植物の組織培養を行うことに成功したという(西日本新聞)。 同科学部では、絶滅危惧種のナガサキギボウシを培養する試みを行っていたという。しかし、通常こういった植物の組織培養に使われる無菌装置は200万円ほどで、高校の部活では導入が難しい。そこで同科学部では段ボール箱を使った無菌装置の開発を行ったそうだ。 当初は次亜塩素酸ナトリウムを使った殺菌を試みていたが、顧問の教師が冗談半分で100円の除菌スプレーを提案したところ、無菌状態を保つ効果を確認できたという。 この装置を使って1年ほどの再現実験も行われており、ナガサキギボウシやレタス、ジャガイモなどの培養に成功しているとのこと。
殻を割ったニワトリの卵の中身を透明な容器に入れてひよこにふ化させる実験に千葉市の高校教諭が成功し実験で使う卵を死なせずにふ化の様子を詳しく観察する学校の授業などに応用できると期待されています。 実験に成功したのは、千葉市中央区にある県立生浜高校の田原豊教諭(60)です。 高校の生物の授業では殻を割ったニワトリの卵を使ってひよこにふ化する様子を観察しますが、成長の過程で死んでしまうため田原教諭は命を奪うことなく観察ができないか30年間にわたって実験を続けてきました。 田原教諭が実験を続けた結果、殻を割った卵の中身を通気性のよいラップフィルムやプラスチック製のコップで作った容器に入れ温度や湿度をある条件に保つことでふ化させることに成功しました。 この方法で、去年6月に初めて誕生したひなは順調に成長していて、ふ化の成功率も50%を超えるようになったということです。 この実験をまとめた論文は高校の
5/16(土)に高知大学で開催された日本動物学会、日本植物学会、日本生態学会合同の”生物系三学会中国四国支部大会”の高校生ポスター発表部門において、本校2年生の「落葉のアレロパシー」が最優秀プレゼンテーション賞を受賞しました。 佐藤大地,宇高 佑亮,安達 明利 [担当教員]高橋和成セイタカアワダチソウでは生きた根にアレロパシーがあり,純群落をつくることがよく知られている。一方,死物の稲わらにもアレロパシーがあることも知られている。アレロパシーは,植物体の生きた部位だけでなく死物でも活性があることから,樹木の落葉にもアレロパシーがあるのではないかと考えた。実際に,クスノキの樹下では野草が少ないといわれ,根あるいは落葉によるアレロパシーがあることが考えられる。本研究では,寒天培地に落葉を混入した落葉寒天サンドイッチ培地をつくり,レタスを検定植物として,落葉によるアレロパシー活性を調べた。樹木は
★「科学面にようこそ」の全バックナンバーへ ★アスパラクラブ内のブログ一覧へ 朝日新聞科学面のトップ記事と取材後記をご紹介しています。原則、月曜朝刊記事→水曜、木曜朝刊記事→土曜に掲載します。 東京科学医療部・佐藤久恵 この春から高校で使われる生物の教科書が大きく変わる。遺伝では、おなじみの「メンデルの法則」が影を潜め、DNAが主役になる。最近、急速に進む生物学の研究成果を大幅に採り入れ、古典的だった内容の「現代化」をめざした。 ◇生物の教科書が「現代化」 「もはやメンデルから語らなくても、遺伝はDNAで説明がつく」と教科書会社啓林館の担当者は力説する。同社は、今春から主に1年生で使われている「生物基礎」、来春から使われる2、3年用の「生物」の内容を大幅に見直した。 従来の「生物1」は、遺伝の章はメンデルが1865年に発表したエンドウマメの交配実験で始まっていた。花の色や種子の形から親
前の記事 東京の超高額レトロゲーム:ギャラリー 台所で生じる「ホワイトホール」:物理学者が検証 次の記事 10億円級、エキサイティングな生物学デジタル教科書(動画) 2010年10月22日 サイエンス・テクノロジーメディア コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジーメディア Dave Mosher 科学研究が高速で進化を続けている状況に、紙の教科書が追いつくのは困難だが、デジタル教科書はこの事態を変える可能性がある。 デジタルでインタラクティブな教科書は、内容の更新が容易という点で学校を救うばかりではない。学生の科学学習のあり方に革命をもたらす可能性がある。しかし、大学教科書を出版する各社は、年間50億ドルという売上げ規模がある市場に満足している。この業界では市場の99%が紙に結びついており、最近では、インフレ率を超える250%以上の価格上昇が起きている。 こうし
DNAの抽出実験を行う立命館高校の2年生。遺伝子の組み換えを含む高度な実験が、文系を含めて必修だ(6月23日) 生命科学を必修化した高校がある。 京都市の私立立命館高校には、2年生全員に週3時間、「生命」の授業がある。生物Iと生物2の内容を整理し、生徒全員に学んでほしい知識を生命、それ以外を3年の選択生物とした。実験などを通じ、生命科学の基本を学ぶカリキュラムになっている。 「DNAという言葉は授業で何度も使っていますが、きょうはまったく違う二つの生物から、生命の設計図であるDNAを抽出してみよう」 担当の久保田一暁(かずあき)教諭(38)は6月23日の生命の授業で、理科室に集まった9組の生徒24人に、近くのスーパーで買ってきた鶏のレバーとバナナを見せた。 レバーとバナナを別々にミキサーで砕き、湯せんして余分なたんぱく質を固めてから、遠心分離器にかける。試験管の上澄みをエタノールに加えると
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