中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 話題の書籍、WIRED編集長クリス・アンダーソンが著した「FREE」を読んだ。クリス・アンダーソンは5年ほど前、「ロングテール」というコンセプトを世に送り出したジャーナリスト。今度は「フリー」あるいは「フリーミアム」というコンセプトをひっさげての凱旋である。 この本ではフリーの歴史から、最新のITビジネスモデルまで様々なことが述べられている。その主張は多岐にわたるが、枝葉を落とし、おおざっぱに、かつ大胆に、僕の言葉でまとめると下記のようになる。 --- 1.ITテクノロジー(サーバの能力、ストレージの容量など)の限界費用は、限りなくゼロに近づいている 2.1を背景にして、デジタルのものは、たとえばデジタルコンテンツ
初めに アスキーアート(AA)は、自由なものだとよく言われる。「パブリックドメインだ」とか「だれにもしばられない」とか。また私も前回のエントリーで、AAはそのように認識されていると、ギコ猫騒動を題材にして書いた。 だがAAにおいて、「盗作」する自由は存在していない。ここでの「盗作」とは、「他人が作ったものを、自分が作ったものであるかのように発表すること」という意味である。いくつかの出来事を見て、AAにおいても「盗作」は禁止されていると思うようになった。 今回のエントリーでは、その思いから出発した「アスキーアートにおける盗作の位置づけ」を考えてみたい。AAにおいて「盗作」はどのように見られているのか。なぜ自由が信条であるAAでも、「盗作」をする自由はないのか。以上のようなことを書いて行こうと思う。 私の考えとしては、AAにおいてもオープンソース文化と同じように評判(名誉)が重視されているため
February 15, 2007 Free online magazines dedicated to GNU/Linux and Open Source These are a collection of my links pointing to free online magazines dedicated to Linux and Open Source. If you look around, a lot of effort is being expended, many of those on a voluntary basis to keep alive the spirit of Linux, Open source and Freedom. The links below highlight a slice of those efforts. Linux Journal
ぴんと張られた太鼓の皮へ奏者の全身から繰り出されるバチの動きは、鍵盤を叩く指の動きとは比べ物にならないほど優美で力強い。だが、北米の太鼓奏者とオープンソースソフトウェア開発者は、実は共通の問題に直面し、それに頭を悩ませている同志でもある。両者に共通する問題とは、特許であり、改良点の共有である。 現に、太鼓奏者とその指導者の間には、太鼓のオープンソース化を推進しようとする動きがあり、すでに独自の運動歌まで作られている。『おみやげ』もそうした曲の1つで、芸術としての太鼓演奏が日本の歌舞伎や祭り太鼓から生まれたことにちなみ、日本語の曲名をつけている。 「まったく新しい運動というわけでもありません」と、『おみやげ』の作曲者であり、ロサンゼルスのOn EnsembleとTaiko Projectで太鼓奏者を努めているShoji Kamedaは言う。「要するに、オープン性とコミュニティ意識の継続です
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