Webアクセスに使われるプロトコルであるHTTPに、新しいバージョンである「HTTP/3」が加わる。特徴は、トランスポート層にUDPや新プロトコルのQUICを利用していることだ。従来のHTTPはTCPを利用する代表的な通信プロトコルだった。HTTP/3はTCPに代わってUDPとQUICを利用することで、従来よりもWebアクセスを効率化する。HTTP/3が登場した背景やその詳細を解説する。
![HTTP/3は何がすごいのか](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/233c60bb6da6672a2e74d70adc9b62f01e919e1f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Factive.nikkeibp.co.jp%2Fatclact%2Factive%2F18%2F022600079%2Ftopm.jpg)
ウェブサーバで、クライアントの接続元IPアドレスを見て挙動を変えたいということはよくある。社内からのアクセスだけ特別扱いしたり、携帯電話キャリアのからのアクセスの時だけコンテンツを表示するなど、用途は広い。 普通、このIPアドレスは REMOTE_ADDR という変数名で取得できる。これはもともと、CGI で使われた仕様(http://tools.ietf.org/html/draft-robinson-www-interface-00)であるようだ。Apache の mod_rewrite なら %{REMOTE_ADDR} で、PHP なら $_SERVER[‘REMOTE_ADDR’] で参照できる。 ところがロードバランサやプロキシを間に挟むと、REMOTE_ADDR がロードバランサ等のアドレスになる。この場合、多くのロードバランサ等では HTTP のリクエストヘッダに X-Fo
業界でもHTTPS化を促す取り組みが進んでおり、Googleによると、HTTPSを使ったChrome上のトラフィックは2017年10月の時点でAndroidとWindowsでは68%、Chrome OSとMacでは78%を占めるようになり、上位100サイトのうち81サイトはデフォルトでHTTPSを使うようになったという。 今後もGoogleでは開発者支援のツールを提供するなどして、HTTPからHTTPSへの切り替えを促す方針。 関連記事 もはやHTTPの時代ではない グーグルがここまで“SSL化”にこだわるわけ GoogleのWebブラウザ、Chromeの最新バージョンでは、SSL化していないサイトのテキストボックスに情報を入力しようとすると、警告を表示するようになりました。なぜ、ここまで“SSL化”にこだわるのでしょうか。 Google Chrome、HTTPページに対する警告を強化 C
by Ben Raynal ウェブページを見ているときに「404エラー」のようなHTTPエラーコードが表示された経験は、インターネットユーザーなら誰にでもあるはず。「404」は該当ページが削除されていたり、サーバーが落ちていることを表すエラーコードなのですが、新たなエラーコードとして、「政府による検閲で消去されたページ」に対して表示される「451エラー」が承認されました。 draft-ietf-httpbis-legally-restricted-status-04 https://datatracker.ietf.org/doc/draft-ietf-httpbis-legally-restricted-status/ mnot’s blog: Why 451? https://www.mnot.net/blog/2015/12/18/451 インターネット技術の標準化を策定する団体In
Charlie Osborne (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部 2016-08-05 10:28 新しいプロトコルであるHTTP/2に、数千万のウェブサイトを攻撃のリスクに晒す可能性がある複数のセキュリティ問題が発見された。 サイバーセキュリティ会社Impervaは米国時間8月3日、Black Hat USAでウェブや通信システムで使用されるHTTPの最新バージョンであるHTTP/2に関連して、複数の重大なセキュリティホールが存在すると報告するレポートを公開した。 このレポート「HTTP/2: In-depth analysis of the top four flaws of the next generation web protocol」は、HTTP/2に関連する4つの脆弱性と攻撃手法について説明したものだ。現在、HTTP/2の導入数は着実に増加して
mnot’s blog: Why 451? draft-ietf-httpbis-legally-restricted-status-04 HTTPステータスコード451がIETFで正式に承認された。近いうちにRFCとしても発行される。 元ネタは、Ray BradburyのFahrenheit 451(華氏451)というタイトルの小説で、これはディストピアな検閲社会を描いている。 451の意味は、403(禁止/権限がない)と似ているが、正確な意味は、ドラフトを引用すると、以下の通り。 このドキュメントはサーバーオペレーターが、あるリソース、あるいはあるリソースを含むリソース群に対し、閲覧を検閲するよう法的な命令を受け取った時に使うHypertext Transfer Protocol(HTTP)ステータスコードを規定するものである。 このステータスコードは、法律や一般大衆の雰囲気がサーバー
先週、httpvshttps.com というウェブサイトが公開されました。このウェブサイトでは、HTTP と HTTPS を用いてアクセスした場合のウェブページのダウンロード完了までにかかる時間の比較ができるのですが、多くの環境で HTTPS の方が HTTP よりも高速なことに驚きの声が上がっていました。 HTTP が TCP 上で平文を送受信するのに対し、HTTPS は TCP 上で TLS (SSL) という暗号化技術を用いて通信を行います。ならば、TLS のオーバーヘッドのぶん HTTPS のほうが遅いはずだ、という予測に反する結果になったのですから、驚くのも無理はありません。 実は、この結果にはからくりがありました。 Google Chrome、Mozilla Firefox、最近のSafari注1は、Google が開発した通信プロトコル「SPDY」に対応しており、HTTPS
node.jsに関する基礎やチュートリアルのまとめ。 リアルタイムなWEBを実現するには必須のサーバサイドJS、node.jsについて色々とまとめてみました。 node.js node.jsについて node.js なんとなく凄そうだけどよく分からないという方も多いかもしれないので簡単に解説。 一番最初見た時は何かのJavaScript ライブラリかと思ったのですが、全く違って、V8というChromeにものっている高速JavaScriptエンジン上で動くサーバを動かせる仕組み。 サーバ自体を具体的に言うと次のようなコードで実現します。 var http = require('http'); http.createServer(function (request, response) { response.writeHead(200, {'Content-Type': 'text/plain
他人のブログをパクり無断で公開! 被害者の対抗策が凄い アメブロ広報「数件の通報が来ている」 - ガジェット通信 特定サイトから直リンクされた画像を一発で別の画像にする方法。 私のブログはともかく、不要な負荷が増えて嫌だなと思う場合に即効できる処置方法をご紹介。 mod_rewriteが入っているサーバ&.htaccessが利くサーバの場合は以下のように書いて直リンクされた画像のディレクトリに設置します。 RewriteEngine on RewriteCond %{HTTP_REFERER} ^http://ameblo.jp/sfida2010/.*$ RewriteRule ^(.*)$ http://example.com/deny/unko.png [R=301] /images/ 以下に直リンクを受けている画像群がある場合は、/images/.htaccess として保存して下
htracrはNICを監視してWebアクセスをビジュアル化する。 [/s2If] htracrはnode.js/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア。Webサイトを開発、運営しているとどんどん新しい機能が追加されていき、徐々に重たくなってしまう。そんな時にFirebugなどを使ってネットワークアクセス状態を見るとびっくりするほど多数のコネクションができていたりする。 美しいグラフィックス 自分はもちろん、競合サイトなどがどのようにネットワークを使っているのか、華麗に表示してくれるソフトウェアがhtracrだ。描画の奇麗さに見とれてしまう面白いソフトウェアだ。 htracrはnode.jsを使っているので、Webサーバとして起動する。さらにpcapを利用しており80番ポートの利用について監視を行うようになっている。つまりプロキシのようにして動作するのではなく、htracrを起
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く