買わなくなった商品がある。たらみのどっさり〇〇ゼリーだ。ゼリーの中に果物やナタデココなどがどっさりと入っている。こどものころからこれが好きで、いくらでも食べれると思っていたし、体調が悪く食欲がないときに親が買ってきてくれたときはうれしかった。しかし、あるときから、なんとなく嫌になった。味や食感が嫌なのではない。「どっさり」だ。どっさりと聞くとあるものをイメージしてしまう。インターネット上に溢れるある広告の中には「どっさり」の文字がでかでかとあり、おばさんが驚いた表情をして今日も出ただの、お腹スッキリだの書いてある。これは、このどっさりとは大便のことである。便がどっさりと出た、とこれでもかというくらい、文字の大きさにして強調されているのだ。テレビCMでも同様だ。健康食品などの広告で、どっさりという表現だけで大便を、ウンコを示そうとしている。ここで「どっさり」の意味を考えてみよう。どっさり[副
自称心理学に詳しいという人に食事に誘われて、ちょっとこじゃれたビストロに行った。大きくもなく、小さすぎもせず、壁にルノワールのポスターとかは掛かっていなくて、生の切り花が活けてあるような店。 テーブルについて心理学の話を振ると、フロイトはさー、とか、ユングはさーとかいってきて、むかしの人たちの学説のレクチャーをしてきた。 それはまあいいとしよう。 注文をすると、まず、小さなバスケットにフランスパンが盛られて、運ばれてくる。これに岩塩とエクストラバージンオリーブオイルをつけて食べてくださいと店員さんが言う。ためしにやってみると、本当においしい。大地の味がするというか、素材そのままの味がするというか、とにかく、うそのないおいしさ。 テーブルを挟んで座っている人は、俺、手相も見れるんだよねーとかいって、手を取ってまじまじと見つめてくる。これ、どこで読んだのかなーとおもいながら、まあ悪い気はしない
お腹が空いたのでジョナサンに行きごはんを食べた。 物足りなかったので食後のデザートに期間限定のマスカットのサンデーを食べることにした。 店員さんを呼んで、これくださいとメニューを指差した。 店員さんが注文を繰り返した。 「信州産シャインマスカットのサンデーが1点」 !? 私は耳を疑った。 し、しんしゅうさんしゃいんますかっと…? い、言えない。絶対に言えない。 一度意識し始めたら「信州産」の時点で噛む。無理だ。 なんてメニュー名なんだ。 もしかすると、日本全国のジョナサン店員は皆「信州産シャインマスカットのサンデー」と言えるのか? 言えない店員はどうしているんだ。 メニューも言えない店員はクビか? なんてことだ。 ジョナサンの闇は深い。
おいしい食べ物のキーワードとして「とろ」を付ける風潮がある。とろ鯖、トントロ、とろ鮭、ほかにもいろいろ。 「とろは食べたことがないが、さぞかしいうまいものなのだろう。そしてその名をつけているからにはうまいのだろう」 という、非常に貧しく悲しい、まんが日本昔話の一場面のようなみすぼらしさを感じてやまない。どうして鯖に、鮭に、とろをつけるのだろうか。妥当であればまぐろにとろと名前を付けたころに遅れて名乗ったのでないだろうか。 自治体がイベントやら組織名にすぐ「夢」をつけたがるのとおなじ、発想の貧困さ、なにより、自身が身を置く業界への乱暴な諦めを感じる。 とろマヨネーズ、とろパンケーキとか作ればいいんだよ。そうすれば発想の貧困さ、かっこわるさ、みっともなさがよくよく伝わるだろう。
海藻のエゴノリを煮溶かしてところてんのように流し固めたもの。ひも状に切るなどして,酢じょうゆや酢みそ,ショウガじょうゆなどをかけて食べる。ところてんに似ているが,舌ざわりがややあらい。
馬鹿なの?フランス語でのもとの単語はBAGUETTEカタカナにすると「バゲット」で「バケット」じゃないぞカッコつけようとして間違うとか、恥ずかしいツイートする
ラーメンをわざわざ「らぁめん」とか「らぅめん」とか変な言い方でこだわり感を出すのやめろ 「しうまい」もだ
「しゃびしゃび」という言葉がある。 私が知っている用例は 「カレーがしゃびしゃびだ。」 以外にない。 これが名古屋弁ということに自分が気づいたのは、数週間くらい前だ。 というか、この言葉を思い出したのがもう十年ぶりくらいじゃないだろうか。 たしかに今は名古屋に住んではいないけれど、五年くらい前までは名古屋に住んでた。 それでも「うわー、なつかしいな」という響き。 でも、名古屋弁だと知らなかった。全国的に使われている言葉だと思っていた。 思えばそもそも、この言葉が使われる頻度が非常に少ない。 先日名古屋の友人にも聞いてみたが、みなが 「カレー以外に使わない」 というのである。 気になってネットで調べてみたところ 「カルピスがしゃびしゃび」「コーヒーがしゃびしゃび」という用例もあるらしい。 しかし、私にはそれは「しゃびしゃび」という言葉が正しく使われているとは思えない。 「しゃびしゃび」はカレ
こないだな、大阪出張で梅田の地下街を歩いとったんや。よーこんな迷路みたいな道迷わず歩けるねん?って思いながらな。そしたら、古風な洋食屋みたいのがあったねんがな。メニューをなんとなく見いてみると、豚テキってのがあってな。これでトンテキって読むんやろなーとか、大阪人はトンテキ好きすぎやろ!とか思ってたんやけど、よく見たら、その隣にな。「牛テキ」ってのがあったねん。っておいおいおいおい!そこは普通にステーキでええやんけ!ステーキっつったらふつう牛やんけ!まさか牛をビフと読ませてビフテキのつもりかって?そらちょっと無理がありまんがな。ってそれならまさか豚テキもポクテキなんか?ちょっとかわええやん。っておいおいおい!ウシテキとトンテキか、ビフテキとポクテキどっちかにせえや。中途半端やねん、大阪人は。つうかそもそもステーキとトンテキでええやないか。ステーキの王道はビーフやし、イレギュラーなトンテキだけ
朝早く下町の住宅街を歩いて通勤か通学している途中、不意に昔ながらのオーソドックスな正油ラーメンが食べたくなって、たままた通りがかった昔の漫画に出てくる土管が置いてあるような空き地にやたら賑わっているラーメン屋がテントを出していたものだから寄ってみたところ、なぜか一瞬カツ丼を注文してしまいそうになりつつもなんとかカツ丼付きのラーメンセットということで落ち着き、支払いも済ませて食券ももらって、さてじゃあ先客もそこそこいるしってんで、店の裏手にある待合広場で呼び出しを待つことになったものの、五分と待たず5、6人の先客とともに呼び出され、食券と引き換えに手渡された名刺大の手書きのメモに、「申し訳ありませんが、皆様は『ラーメン詐欺』にまんまと引っかかってしまわれました」などと書かれており、テントに引き返すもあれほどの賑わいが嘘のように人っ子一人おらず、寒空のだだっ広い空き地にぽつんと掲げられていた看
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