誰にでも優しい人って、誰からも優しくされた経験がある人だと思うんだよね。 自分は(結局は自分のせいなんだろうけども)他人の敵意と蔑視の中でしか人生を過ごしていないから 他人に親切にする発想を受け入れられない。 いや、正確には何度も他人に親切をしたことはあるのだが、その度に単純に上手く使われただけになって 親切を親切で返された記憶がまったくない。 見返りばかり求めるな、という理屈はわかる。親にもよく言われた。 だけど、与えるばっかりでまったくリターンのないことを続けられるほど、人間はご立派なものだろうか。 たぶん、まず人間としての魅力が先にあって、それに応じて親切は割り振られるんだろう。 例えば、外見や肩書が素晴らしい人なら、ちょっとした親切心ですら何倍にもなって返してもらるんだと思う。 自分の場合、そもそも人として魅力的ではないから、こちらがどんなに与えても、相手は返す気が起きないのだ。