「学び直し」系の記事はビジネスメディアでは定番だが、「視点が『個人』に寄りすぎているという問題がある」と、『リスキリングは経営課題~日本企業の「学びとキャリア」考~』(光文社新書)を刊行したパーソル総合研究所の小林祐児・上席主任研究員は警鐘を鳴らす。「個人」の「やる気」に期待するこれまでのやり方では、国際的に見ても過去と比較しても圧倒的に低調な日本の社会人の「学ばない」傾向は変わりようがない、と言う。何が宿痾となっているのか。小林氏に訊いた。 壊滅的に大人が学ばない国・日本 ――リスキリングと騒がれるようになった背景と日本の課題から教えてください。 小林 いくつかの要因が絡み合っています。企業視点で言えば、ひとつには国際的な人的資本投資・人的資本開示の流れがあります。日本は他の先進各国と比べて企業の従業員に対する投資額が圧倒的に少なく、かつ、過去と比べても減ってきている。しかしこれに対して
![世界でも最悪の「学ばない日本の大人」、じつは「残業していない人」のほうが勉強していなかった…!(飯田 一史) @moneygendai](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d1ba43138573d9ef80e30c9dafa6ae69326a1274/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F7%2Ff%2F1200m%2Fimg_7f3e90d75afbaf712f7c3b606fefa3ab99720.jpg)