アジアにおけるシューゲイザーブームの到来シューゲイザーという音楽ジャンルが、近年日本や東アジアでブームになっているという話をよく耳にする。 シューゲイザーは、もともとイギリス発祥のロックの一派のようなもので、その特徴は、リバーブとディレイを効かせた大音量のギターにボーカルが埋もれるような音作りにある。しかし、日本ではJ-POPにこの特徴を付与して派生した「ジャパニーズシューゲイザー」と呼ばれる特有の形態で消費されており、これが一部では「ガラパゴス文化」と揶揄されている。 (※リバーブとは反響音、ディレイは音が遅れて重なるエコーのような特殊効果の事。) このガラパゴス文化に潜む問題は、ただの音楽の嗜好やジャンルの進化ではない。シューゲイザーブームは、表面的には音楽のトレンドに見えるが、実はその奥に深く根付いたジェンダーの問題が潜んでいるのだ。 ジャパニーズ・シューゲイザーの実態とは?調べてみ