年末年始の休暇は美術館などでアートに触れる絶好の機会といえる。アートとの触れ合いは人生を豊かにするだけでなく、長寿をもたらす効果があるという論文が、イギリスの研究者によって発表された。 学術メディア「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)」に掲載された論文で、ロンドン大学のDaisy FancourtとAndrew Steptoeらは、アートが長寿をもたらす可能性を指摘した。彼らは数千人の50歳以上の英国人を対象に調査を行い、長寿と生活習慣の関連を分析した。 その結果、アートと触れ合う機会の多い人は、そうでない人に比べて寿命が長い傾向があることが確認されたという。研究者らが調査を始動したのは2004年のことで、約6700人の人々を対象に50項目に及ぶアンケート調査を2年ごとに実施した。 聞き取り項目は、家庭や職場での過ごし方から趣味や食事の内容、社会との関わりまで多岐に渡っていた
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