女性差別に関する意識は変わりつつあるように見えて、ジェンダーバイアスに基づく性別役割分担意識が残っています。教職員及び学生を含め、その大半が男性で構成されている東京大学。この現状は、このようなジェンダーバイアスを無関係ではありません。「女の子なんだから、地元の大学でいいでしょ」といった何気ない発言や、「男社会だけど大丈夫?」など、ときには思いやりに聞こえるような言葉にもジェンダーバイアスは潜んでいます。東京大学は、女性の意欲を削ぎ、未来の可能性にまで影響を与える恐れのあるこうした言葉を「#言葉の逆風」と名づけ可視化することで、ジェンダーバイアスの是正に取り組んでいきます。なお、「#言葉の逆風」ポスターに配置された言葉は、アンケートにご協力いただいた東大の学生・研究者(総勢687名)が実際に受けたことのある言葉をもとに構成しています。