数回に分けて、水素様原子に対する(非相対論的)束縛状態エネルギースペクトル を求めるための8通りの解法を紹介する予定である。 E. Schrödingerによる波動方程式解法(ラゲール陪多項式を用いる) W. Pauliによるso(4)代数を用いる解法 su(1,1)代数を用いた解法 因数分解を用いた解法 V. Fockによる運動量表示を用いた解法 E. Schrödinger、P. S. Epstein、I. Wallerらによる波動方程式解法(放物線座標表示の解) Kustaanheimo-Stiefel 変換を用いた解法 経路積分を用いる方法 今回はその4の因数分解を用いた解法を紹介する。 因数分解(factorization)を用いた方法は歴史的にはE. Schrödingerが創出した方法であるが、P. A. M. DiracやH. Weylによる示唆もあった。 L. Infel
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