このドラマの「法律監修」を担当しているのは、中小企業対象の企業法務と一般民事がフィールドの犀川治弁護士、元検事の松井正弘弁護士、それにTBSの企業内弁護士である國松崇弁護士の3人。このほか、刑事事件の第一人者である高野隆弁護士とその事務所の弁護士2人、それに国内最大規模の法律事務所である西村あさひ法律事務所が「協力」に名を連ねる。 「協力」はプロデューサーや出演者に法曹界の常識や法廷ルール、人物像のヒントになりそうな実在の弁護士の属性などをレクチャーする役割である。確かに斑目事務所の内装は西村あさひの内装にそっくりだし、佐田弁護士のキャラクターは、豪華なオフィスの高額な賃料を稼ぐことを宿命付けられている、現実の大事務所のパートナー弁護士そのものだ。 監修の3人のうち、犀川、松井両弁護士はシナリオチェックのみだが、國松弁護士はシナリオチェックだけでなく、法律構成としてストーリーに矛盾がないか
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