平成25年7月1日に改正国立国会図書館法が施行され、オンライン資料収集制度(愛称:eデポ)が始まります。これにより、文化財の蓄積およびその利用に資するため、納本制度に準じ、民間で出版されたオンライン資料(電子書籍、電子雑誌等)を国立国会図書館に納入することが義務付けられます。(チラシ:PDF) 【納入義務者】 オンライン資料をインターネット等により広く公衆に利用可能とし、または送信した者(出版者)です。 【納入の対象となる資料】 納入の対象となるのは、当面、無償かつDRM(技術的制限手段)のないオンライン資料で、以下のいずれかに該当する資料です。 (1)特定のコード(ISBN、ISSN、DOI)が付与されたもの (2)特定のフォーマット(PDF、EPUB、DAISY)で作成されたもの 例えば、インターネット上で無料で提供されている、年鑑、要覧、機関誌、調査報告書、事業報告書、学術論文、紀要
「英語プログラム」増加の背景 韓国人学生の海外留学熱は冷めることを知らず、その数は2010年度と比べても4万人程の伸びを見せ、2011年にはついに30万人近くにもなった。一方で、海外からの外国人留学生受入れは約9万人にとどまり、大幅な教育貿易収支赤字が続いている。韓国人の海外留学の中でも特徴的なのが、欧米留学志向、特に英語圏への留学志向が強いことである。2011年には、韓国人海外留学生の約25%が米国で学んでおり、その他イギリス、カナダ、オーストラリアなど英語を第一言語とする国への留学生数を合計すると、全体の60%余りを占める。 これほど英語圏への留学熱が高い理由には、韓国国内において、韓国経済界でのグローバル人材需要や熾烈な就職競争、高い高等教育進学率とそれにともなう厳しい受験戦争などを背景に、英語が進学や就職など、社会的上昇に必須の“スペック”(人材としての仕様・能力)と捉えられている
アルカディア学報(教育学術新聞掲載コラム) No.507 オープンエデュケーションの新たな潮流 MOOC(ムーク)の衝撃 ― 上 ― 「『Oの10年』を経て」 今から約11年前、アルカディア学報に「MITの挑戦―高等教育の『中身と器』の公開」と題した小論考を寄稿した。2001年にMITが立ち上げた、「同校が提供している全講義の講義教材をインターネット上で公開する」という前代未聞の試みであった Open Course Wareプロジェクト(OCW)は、衝撃と共に日本も含む世界中の多くの大学に波及し、現在までに優に100を超える大学や機関によって既に数千に上る講義教材が公開されている。さらに、このOCWの他にも、様々な形でネットを通した講義教材・ビデオの公開やオープンな学習支援がグローバルに展開されてきた。 元イリノイ大学図書館情報学部長で、現在はブランダイス大学の准学務担当副学長とCIOを務
■「信頼」される情報発信姿勢 リクルート社が行った2011年7月の調査によれば、Twitterを既に利用している高校生は34.0%、Facebookは12.7%。今後使ってみたいと回答した割合では、Twitterは48.5%、Facebookは25.2%にもなる。 ソーシャルメディアを活用するにあたり、重要なキーワードが二つある。その一つは「信頼」だ。「この人が普段何を考え、どのような意見を発信しているのかが気になる」という関心からユーザーはTwitterで相手の書き込みをチェックする。リアルな社会での交友関係をウェブ上に拡張させるFacebookの「友達」という繋がりは、信頼できる情報共有のベースとなる。商業的な意図が含まれているかもしれないメディアの記事よりも、立場や趣味などをよく知る個人の評価の方が信頼できると多くのユーザーが考えている。 大学の情報についても同様だ。公式のパンフレッ
個人が世界に向けて情報を発信できるソーシャルネットワークサービス(SNS)の利用が盛んだ。リクルートの調べによると、高校生の6割がSNSを、ほぼ全員が動画サービスを利用している。大学はどのように利用していくべきか。「文学部がなくなる日」等の著書がある大学プロデューサー、倉部史記氏に寄稿してもらった。 ■ソーシャルメディアって何? 4月末にイギリスで9歳の少女が自分のブログに掲載した写真が、世界中で話題となった。通っている学校の給食を写したもので、栄養バランスの悪い献立と少な過ぎる量。「これじゃ午後の授業に集中するのは無理」という言葉が添えられていた。そのブログは著名な料理家をはじめ多くのネットユーザーの目に触れ、「Twitter」や「Facebook」で瞬く間に紹介されていく。これらのソーシャルメディアで大勢のユーザーに共有されたことがきっかけで、彼女はBBCラジオなどから取材を受けること
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