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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/reizei (8)

  • 大学入試への「面接導入」、本当に可能なのか?

    の大学入試に関して抜的な改革の論議が始まっているのはいいことだと思います。ただ、議論の中で「知識偏重を改めるべきだ」などという相変わらずのスローガンが出てきて「1点刻みのテスト」はダメだというような話が絡んでくるのは間違っています。 日の大学入試は今でも十分に易しくなっており、特に少子化による実質的な競争倍率の低下を補うべく、「受験勉強」における知識吸収の質と量は「向上」を目指すのが当然であって、教育システム全体で「生ぬるく」するのは間違いだからです。グローバルな競争という意味でも、今の日のカリキュラムより先へ進めておかないと留学してもレベル差に苦しむ可能性があります。知識偏重という「偏り」を是正するのはいいのですが、知識をレベルダウンさせてはダメです。 そうした前提を誤らないのであれば、面接などを導入して、ペーパーテストの成績だけで合否を決める現行制度を改めるというのは正しい方

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    OKETA 2013/10/08
    相変わらず無責任なことを言っている。 そんなことを言っていても何も変わらない。
  • 大学への「TOEFL」導入案、総論はいいが各論は?

    この欄でも再三主張していた大学入試へのTOEFL導入ですが、ようやく政府も動き出したようです。大学入試が変わることで、「翻訳メソッド+文法理解+語彙暗記」という「言語中枢とは何の関係もない、大脳の暗号解読機能」を刺激して「英語教育」などという大誤解から、日の高校以下の教育が自由になるのは良いことだからです。 このTOEFLですが、そもそもの目的が非英語圏の留学生が英語での大学教育に参加できるかを判定するものであり、その内容は大学入試に使用するにはふさわしいものだと思います。また、長い使用実績がありますし、大学で使用する英語のプロフィシエンシー(流暢さ)を測定するテストとして、恐らく最も適切な選択でしょう。 ですが、今回の報道を通じてアナウンスされている案の各論をはじめとして、細かな点に関しては疑問に思われる部分もあります。以下、疑問点を箇条書きしておこうと思います。 (1)この案が国立大

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    OKETA 2013/03/28
    再三主張しているって、あなたが言わなくても、文科省は言っています。 考えてみたらブログって便利だなぁ。再三主張できちゃうんだから。そして言っていることが受け入れられたと満足できるんだから。
  • 京大教養課程の「英語化」、何を教えればいいのか?

    東大が秋入学とか推薦入試などと迷走している一方で、京大が教養課程の英語化をブチ上げたのは評価できると思います。やる以上は、意味のあるカリキュラムを作らなくてはなりません。いわゆる「教養のための教養」などという「のんき」なことを言わず、それこそ瀧哲史ではありませんが、「キミたちの武器になる」教育をドンドンやればいいのだと思います。 では具体的には何を教えればいいのでしょう? 受け入れた留学生と一緒に教育する効果なども考慮すると、次のような組立てになるのではと思います。 (1)数学・文系数学の大学教育数学は3つの点で問題があります。1つは、微積分や統計学などで大学入学時点で欧米より遅れていること、もう1つはサイエンスやファイナンスで役に立つ関数電卓の使用法やコンピュータの活用などとの連動が遅れていること、最後に文系で数学が必修になっていないことです。この3つを英語で全部やるのです。優

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    OKETA 2013/03/13
    もちろんここに書かれているような浅いものになることはないでしょう。
  • 「イッサイ反論しない」という国語入試問題のどこが問題か?

    立命館大学の国語の入学試験で、「イッサイ」という漢字を書かせる問題を出題したところ、試験の際に使用する受験票に「遅刻は一切認めない」という文言があったそうです。これが「出題ミス」だとして、各新聞(電子版、恐らくは紙版も)はイッセイに取り上げているようです。尚、立命館大学は「正解が容易に類推できる」という理由から、この問題に関しては全員を正解にしたと伝えられています。 まず私には、この一連のエピソードが滑稽に見えて仕方がありません。 まず、どうしてこれが「出題ミス」なのでしょう? まずここで確認しておきたいのですが、漢字の書き取りというのは「(1)文脈から他の同音異義語を排除して正しい熟語を判定し、その上で(2)正しい漢字表記を書く」という能力を見たいからやっているのだと思います。 今回は、結果的に「一切」という字が受験票にあったので、「目ざとい」受験生は「仮に(2)の能力に欠けていても」正

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    OKETA 2013/02/06
  • 3分で終わる核武装論議 | プリンストン発 新潮流アメリカ | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

    その昔、亡くなった自民党政治家、中川昭一氏が2006~09年にかけて「核武装論議をタブー視するな」という発言をした頃には、ずいぶんと賛否両論が激しかったのを記憶しています。その中川氏は「最近は、非核三原則に『言わせず』を加えた非核四原則どころか、『考えてもいけない』という非核五原則だ」と強く反発していましたが、今ではこうしたタブー視に関してはかなり緩んでいるように思われます。 今回の総選挙で、何らかの話題になりそうな「第三極」においても、石原前都知事は日の核武装論について従来から放言を繰り返していますし、最近はこの問題に慎重な橋下大阪市長も「議論は歓迎」という立場のようです。 漠然としたムードとしては、仮に米国が何らかの理由でアジアにおける軍事プレゼンスを軽減していった場合には、日は「自主防衛」をすることになり、その際に中国の核攻撃能力を抑止するためには、日は核武装の可能性を否定す

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    OKETA 2012/11/17
  • ハーバードはどうしてホームレス高校生を何人も合格させるのか?

    この春、ノースカロライナ州のローンデールという小さな町に住む、ドーン・ロギンスさんという女子高校生のもとに、ハーバード大学から一通の封書が届きました。この春高校を卒業するロギンスさんは、何校かの大学に願書を出しており、既に分厚い入学案内を同封した合格通知も受け取っていたのです。ですが、ハーバードから来たのは薄い封筒でした。 これは不合格通知に違いないと思って開封したロギンスさんは、文面を見てビックリすることになります。そこには、いかにもハーバードらしい文面で「小職は合格者選考委員会の決定に従って、あなたを2016年卒業見込み生として入学を許可する旨、ここに通知することを喜びとする者であります」と書かれていました。ロギンスさんは、ハーバード大学に合格したのです。地元のバーンズ高校としては開校以来初めての快挙でした。 現在18歳のロギンスさんは、貧困とドラッグ中毒に囲まれて育ちました。父親は家

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    OKETA 2012/06/15
  • 大学入試「飛び級合法化・TOEFL導入」の前に必要なこと

    平野文科相が会見で「2年ないし2年半で高校を卒業可能にする」というコメントをしたというニュースで初めて知ったのですが、過去10年近く日で行われていた「高校から大学への飛び級」というのは、高卒資格を付与していなかったのです。つまり、卒業資格ということでは中卒のまま大学に入学させるという運用だったというわけです。 そこで、高校卒業に必要な単位数などはどうなっているのかが気になって調べてみたのですが、日の場合は高校の単位というのは「授業時間」で決まっているのです。高校の学習指導要領においては、1コマ50分の授業を35回受けると1単位になります。多くの科目では、標準単位というのがあって2から4に設定されている他、卒業に必要な単位は最低で74だそうです。 指導要領では、一応各科目の目標には達していることが要求されていますが、その定義はされていません。つまり、日の高卒資格を得るには35掛ける74

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    OKETA 2012/06/09
  • 「上から目線」問題に苦しむ日米の政治家

    兵庫県の井戸敏三知事が、NHKのドラマ『平清盛』について「画面が汚い」という批判を行なったことが話題になっています。これに対して坂東玉三郎氏がドラマの作りを絶賛したとか、神戸市長は逆の意見だとかいう情報が流れたり、NHKがわざわざ演出方針を変えないという見解を出したり、色々な動きがあったわけです。これに対して、井戸知事の方は旗色が悪くなったと見ると2週目の放映後には「面白くなりそう」などと腰砕けになっているなど、ドタバタ劇の範囲を出ない話と言えばそれまでです。 ですが、このエピソードの背景には「目線」の問題が潜んでいる、そう考えると問題は決して単純ではないように思います。恐らく井戸知事は「清盛ブームに乗って神戸に観光に来るような層」は「難しい話」や「地味な話」は嫌いで「華やかで分かりやすい話」が好きだろうという判断で、こうした発言に至ったのだと思います。発言の趣旨は「観光客が減る」ことへの

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    OKETA 2012/01/23
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