日本でも知られているが、世界一の石油大国サウジアラビアは、厳格なイスラム教国家でもある。今でも盗みをした者は手首から先を切られるし、強盗殺人や強姦などの凶悪犯は斬首刑にされる。この首切りは、通常市内の広場で行われるため、当日は多くの見物人を集める。中には子ども連れで見に来ているサウジアラビア人もおり、娯楽の少ないこの国では一種のイベントにもなっている。 またサウジアラビアは、世界で唯一、女性が車の運転を許されない国でもあり、女性が外出するときは必ず、「アバーヤ」という黒い衣装で全身を覆わなければならない。これは外国人女性であっても同様で、「ムタワ」と呼ばれる宗教警察が街中で目を光らせて、違反者を見張っている。 もちろん、アルコール類は一切禁止で、違反すると非ムスリムの外国人でも鞭打ち刑に処される。これに対し、サウジアラビアに勤務したことのある日本人外交官はこう語った。 「外国の大使館などは
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