海底に眠る次世代のエネルギー源「メタンハイドレート」の開発に向け、経済産業省が日本海で広域的な分布調査に乗り出すことが10日、分かった。 調査費を2013年度予算で要求する。 メタンハイドレートは天然ガスの主成分メタンと水が結合した物質で、分解すると大量のメタンガスを発生する。 太平洋側の南海トラフでは、海底下数十~数百メートルに存在するが、日本海側は海底下数メートルの浅い場所にあり、比較的容易に採掘できるとみられている。 海洋研究開発機構などは06年、新潟県上越市沖でメタンハイドレートを確認。 昨年10月には明治大などのチームが北海道網走市沖のオホーツク海と、秋田、山形、新潟各県の沖合で発見し、島根県の隠岐島近辺でも存在している可能性が高いと発表した。 日本海で広域調査へ メタンハイドレート開発 http://sankei.jp.msn.com/life/news/1301