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ブックマーク / katukawa.com (7)

  • 過去50年の水産物のストロンチウムのトレンド - 勝川俊雄公式サイト

    全体の傾向 昨日紹介したデータベースを使って、ストロンチウムの濃度を調べてみました。311以降は、水産物からストロンチウムを検査した事例がないので、311より前の長期データを整理しただけです。今後は水産物のストロンチウムの調査を強化するようですから、データの蓄積に期待しましょう。 データベースには、1964-2008までのデータがありました。各年の平均値(Sr-90 Bq/kg)を対数軸で表現するとこんな感じになります。セシウムと同様に、指数関数的な減少傾向を示していますが、汚染濃度がセシウムより低くなっています。また、セシウムと異なり、1986年のチェルノブイリの事故の影響をグラフから読み取ることが出来ません。「ストロンチウムはセシウムほど長距離飛ばない」、「原発事故ではストロンチウムの割合が少ない」といわれていますが、それを支持する結果です。 分類群ごとの違い 分類群による違いを見たの

  • 書評:スウェーデンは放射能汚染からどう社会を守っているのか - 勝川俊雄公式サイト

    実践マニュアル スウェーデンは放射能汚染からどう社会を守っているのか アマゾンは品切れだけど、他の店には在庫があるみたいです。出版元から確認できます→こちら チェルノブイリ事故を経験したスウェーデンは、どのような放射線防護をしているのかは気になるところだ。書は、スウェーデン防衛研究所を中心に、農業庁、農業大学、品庁、放射線安全庁が協力して作成した「プロジェクト・どのように放射能汚染から料を守るか」(1997~2000年)の報告書の翻訳であり、オリジナルのスウェーデン語の報告書はここ。 結論から言うと、超お勧め。放射能の基礎知識から、防護の考えまで、一通り網羅されており、ものすごく勉強になった。ICRPのドキュメントよりもずっと読みやすくて、今まで読んだ中では、一般人に最もお勧めできる。残念ながら、アマゾンは在庫が切れているけど、待っていれば、入荷すると思う。 内部被曝関連の情報が多か

  • 粉乳のセシウムとストロンチウムの長期的な変動 - 勝川俊雄公式サイト

    セシウム137 粉乳(粉ミルク)からセシウムが検出されて、大きな話題になりました(メーカーのサイト)。過去の粉乳の放射能汚染について、データベースを使って調べてみました。結果はこんな感じ。1960年代にはとても高い値で推移していたことがわかります。

    OSATO
    OSATO 2011/12/19
     知っておくべき事実。おまけの動画は大いに役立てるべし。でもここ、一番知りたい鯨のデータがないのです…。
  • 京都府へのCs137降下量の経年変化 - 勝川俊雄公式サイト

    京都府にこれまでCs137がどれぐらい降下したかを、環境放射能データベースで調べてみた。 http://search.kankyo-hoshano.go.jp/servlet/search.SelectMain?paraSelectKind=0&pageSID=01722159 Google Documentにまとめたのがこちら。 京都府全体(4613Km2)に引き延ばして、全体の降下量に換算すると下の図のようになる。 検出限界が108Bqぐらいの所にあり、現在は検出限界近傍を行ったり来たりと思われる。311以前の比較的クリーンな状態であっても、京都府全体では何百MBqというオーダーで、Cs137が降下していたのだ。 ちなみにデータベースの最新の値は、2010年3月の322910000Bqである。陸前高田の護摩木の表皮から京都府が検出したCs137が588Bq/kgだから、護摩木の表皮54

  • 水産物の放射性セシウム汚染の地理的な広がり - 勝川俊雄公式サイト

    現在、福島県沿岸では操業が行われていません。茨城産の魚だけべていても、国の基準値は大幅に下回ります。余所の産地の魚もまぜてべれば、平均値は50Bq/kgよりも大幅に下げることが可能です。ということで、何も考えずに、魚をべてもそれほど問題ないと俺は思う。気をつけたいのは、外れ値のような高い汚染の魚をべないこと。高い値が出ている産地は福島・茨城、魚種は、コウナゴ、シラス、ワカメ、ひじき、アラメなどに、(今のところ)限られている。検査データを横目で見ながら、こういう魚種については、産地を選べば問題ないのかな、と個人的には思っています。海産魚については、捕魚の値が、これからどう動くかが気がかりです。 海産魚をどうべるか?(私案) 1)国の暫定基準500Bq/kgを平均で超えなければよい人 → 店にあるものは、迷わず何でもってよし 2)内部被曝をICRPの公衆被曝水準程度には抑えたい人

  • 核実験時代と311後の魚の汚染を比較してみた - 勝川俊雄 公式サイト

    長いものには、巻かれません.「日には1960年代の核実験で大量の放射性物質がフォールアウトしている。そのときに皆健康だったのだから、福島の事故も心配いらない」という発言を3月には良く耳にしました。水産学会の勉強会でも、放射能の専門家は、そのように断言していました。ネット上でも、その手の言論のアーカイブを今でも見つけることができます。 福島第1原発事故で東京に降り注いだ放射性物質のセシウム137は、最大となった降雨の21~22日に、1960年代前半まで行われた大気圏内核実験で1年間に降った量の3倍近くに達したことが25日、分かった。http://www.sannichi.co.jp/kyodo/news2.php?genre=Science/Environment/Health&newsitemid=2011032501000755 Q.では、一般公衆の被曝線量も多いのではないですか?

    OSATO
    OSATO 2011/06/05
     漁場はどこ?
  • 食品の放射性物質の暫定基準値はどうやって決まったか - 勝川俊雄公式サイト

    注意:このページの内容はβ版です。理解が不十分な点も含まれます。100%信頼するのではなく、理解する参考ぐらいに思ってください。現在、情報を収集中ですので、理解が進んだら、内容的により正しいものを、よりわかりやすく書き直します。 「日の放射性物質の暫定基準値は甘すぎるっ!!」という非難の声が高まっています。その一方で、じゃあ何ベクレルが良いのかという議論はあまり見かけません。 非難が多い割に、議論が少ない理由の一つは、現在の暫定基準の導出過程が、理解されていないことでしょう。なぜ今の暫定基準値になったかがわからなければ、その妥当性について踏み込んだ議論はできません。批判をするにしても、導出過程の問題点を指摘した方が、効果的です。品、特に水産物の放射性セシウムの暫定基準値500Bq/kgの妥当性について、建設的な議論/批判を促すために、どうやって今の暫定基準値が決められたかを整理してみま

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