障害発生に対して、DBMSは最大限の回復措置を提供しています。しかし、障害を回復する手順をすべて自動で行うわけにはいきません。いざ障害が起きたときに正しい手順を落ち着いて遂行するために、次の事柄を明確にしておく必要があります。 障害時に要求されるユーザー要件(回復にかけることのできる時間など) データベースに対する更新処理の種類 回復時に実行される手順 データベースの運用要件 データベースのハードウェア要件 どのような障害に対応する必要があるのか 障害対策例 バックアップの種類 障害時に要求されるユーザー要件 ユーザー要件として確かめておくべき要件は、次の2つです。障害の種類ごとにこの2点を確認しておく必要があります。 MTTR(Mean Time To Repair:平均回復時間) MTBF(Mean Time Between Failure:平均障害間隔) 一般的に起き得る障害のうち物
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