昨年の交通事故による死者は4117人で、前年より4人(0・1%)増え、15年ぶりに増加に転じた。交通事故は11年連続で減ったが、65歳以上の高齢者の死者が増え、全体の死者数を押し上げた。警察庁が4日、発表した。 警察庁によると、昨年1年間の交通事故は前年比6・4%減の53万6789件。死傷者は66万9243人だった。死者4117人のうち、65歳以上の高齢者の死者は前年比54人増の2247人だった。全体の54・6%を占め、記録が残る1967年以降で最も割合が高い。歩行中に事故に巻き込まれた高齢者が多く、昨年1~11月で46・7%を占めた。 飲酒運転による死亡事故は前年比24件(10・6%)減の203件。93年(1480件)をピークに減少傾向で、2001年(1191件)から15年連続で減った。 警察庁は「取り締まりや安全教… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます
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