兵庫県姫路市のこども園が劣悪な環境で園児を受け入れていた問題で、子どもの発育が遅れたとして、元園児の両親が元園長を相手に訴えを起こしました。 きょう提訴したのは、姫路市の「わんずまざー保育園」に次男を通わせていた40代の夫婦です。訴えによりますと、去年2月までの約2年間、園では次男に十分な量の食事が与えられず、アレルギーに対する食事の配慮もなかったということです。次男は体重が増えず、発育に遅れが出たとして夫婦は元園長に約125万円の損害賠償を求めています。両親は、会見で「元園長が行っていた行為は、児童虐待以外の何ものでもない」「あいまいな幕引きにせず、責任を取ってもらうために民事裁判を決意しました」と話しました。元園長側は「コメントすることはない」としています。