横浜市は23日までに、「男女共同参画に関する市民意識調査」の結果をまとめた。女性に対する暴力と思われる行為に関して、「見たくないのにアダルトビデオなどを見せる」「殴るふりをして脅す」などを暴力と認識する割合が50~60%にとどまった。身体以外への暴力に対する認識が低い結果となり、市担当者は「精神的暴力など、配偶者の行動を制約する行為はいずれもドメスティックバイオレンス(DV)に当たる」と指摘、啓発に努めるとしている。 調査は昨年8月20日~9月5日、市内に住む18歳以上の男女5千人(うち外国籍市民100人)に郵送で配布し実施。有効回答率40・0%に当たる2千人(同11人)から回答を得た。男性862人、女性1105人、性別不明33人だった。 「どのような場合でも暴力に当たると思う」と回答した人の割合は、「身体を傷つける可能性のある物などで殴る」は91・1%、「足でける」は80・2%、「刃