以前にも書いたなんが、シグナルは女性から先に発している。自分のことでアタマ一杯だと気づかない。
このように、別姓導入と離婚率の増加に関連を見いだせるような数値は出ていません。 別姓を導入すると必ず離婚が増え、社会が混乱するという別姓反対者の主張にはこの時点で?マークがつきます。 それでは、70年代のアメリカでの現象は、何が原因なのでしょうか? 私が参照した論文では、以下の要因を挙げていました。 1.女性の労働市場進出 2.離婚に対する社会的抑制の減少 3.平均寿命の伸び、少子化の進行 4.離婚法の改正 5.結婚観の変化 (「離婚の比較法的研究(アメリカ)」米倉明 比較法研究47,1985) ここで特に注目すべきは4.の離婚法の改正です。 実は、各州の離婚法が改正され(破綻主義の導入、どちらにも落ち度がない場合でも離婚の申し立てが可能など)、離婚が容易になった時期は別姓の導入時期とかなり重なっています。上の論文でも、増加の理由は複合的なものとしながらも、離婚申し立ての増加と、離婚法改正
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