過去の津波で多数の犠牲者を出した岩手県普代村は東日本大震災では死者ゼロ、行方不明者1人にとどまった。被害を食い止めたのは高さ15・5メートルもの水門と防潮堤。昭和40~50年代、当時の村長が反対の声を押し切り、建設にこぎつけたものだ。ただ、今回は水門脇ゲートの自動開閉装置が故障し、1人の消防士が水門へ向かい、手動でゲートを閉めた。危機を見越した過去の政治的英断、そして地震直後の献身的な行動が村を守った。(梶原紀尚) ■もう少し低かったら… 久慈消防署普代分署の副分署長を務める立臼勝さん(50)は「水門の高さがもう少し低かったら、村にはすごい被害が出ただろう。もちろん私の命もなかった」と振り返る。 3月11日の地震直後、自動開閉装置の故障を知った立臼さんは、村を流れる普代川の河口から約600メートル上流にある水門に向かって消防車を走らせた。故障したゲートを閉めるには水門上部の機械室で手動スイ
前の記事 編集部選、年間ベストiOSアプリ 歩行中にガジェットを充電できるスティック(動画) 2011年1月 7日 IT コメント: トラックバック (0) フィードIT Dylan F. Tweney ラスベガスCES発――この筒状の物体、『nPower PEG』をバックパックに入れて歩き回るだけで、携帯電話用の電力を発電することができる。「PEG」は、パーソナル発電機(personal energy generator)の略だ。 nPower PEGの中身は、ウエイト(おもり)、スプリング、誘導コイルとバッテリーでできている。これをポケットかバックパックに入れておけば、体の自然な動きで揺さぶられ、内部のウエイトが動く。このウエイトの動きがコイル内部で電気を発生させ、バッテリーを充電する。こうして得られた電力は、microSDポートとアダプターケーブルを介して、携帯電話や『iPod』に送
1株100個:高品質トマトを砂漠で栽培する技術、双日がUAEで展開 2009年5月15日 田中 武臣/Infostand 双日は5月14日、アラブ首長国連邦(UAE)で行っていた砂漠環境の試験栽培で、独自技術による高糖度で品質の高いトマトの栽培に成功したと発表した。同国で実用化に向けた取り組みを本格的に開始。早ければ9、10月に生産事業化する考え。 同社と、UAEの有力財閥アルグレアグループ、早稲田大学が出資するバイオベンチャーのメビオール(本社:神奈川県平塚市)の共同試験栽培。メビオールが開発した植物栽培システムで、今年1月から取り組んでいた。 この栽培システムは、土を使わず、水の使用を極力抑えるのが特徴。植物と養液の間に、保水力のあるゲルからなるフィルムを敷設。フィルムは養液から水と養分だけを吸収し、植物はフィルム上の小さな穴に無数の毛根を発生させて直接水と養分を吸収する。通常の栽培に
前の記事 「父と父から生まれたマウス」が誕生 映画『トロン:レガシー』仕様:氷のホテル 2010年12月10日 デザイン コメント: トラックバック (0) フィードデザイン Hugh Hart アイスホテルは、スウェーデンのユッカスヤルビ村という、北極圏に近い場所で建設される、冬季限定のホテルだ。さらに、複数のアーティスト集団が、それぞれに趣向をこらしたスイートルームを建設する。 [日本語版過去記事等によると、今年で20周年を迎えるプロジェクトで、毎年100部屋ほどのアイスルームが建築される。大規模な鉄骨構造物に氷や雪を吹き付けて頑丈な骨組みを造り、内部を加工する。彫刻家、イラストレーターなど、各界のさまざまな人々がデザインした「アートスイート」が有名] アイススイート『トロン』 Ben Rousseau氏と建築家のIan Douglas-Jones氏は、2010年の『アイスホテル』で、
前の記事 小型ロボカー兵器の脅威2選(動画) 「蝶の翅色」のナノ構造と宇宙素材 2010年6月18日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Brandon Keim Flickr/ Claudio Gennari イェール大学の研究チームが、5種のチョウの翅を、3次元のナノスケール分解能をもつ顕微鏡で観察したところ、翅の緑色の部分が、ジャイロイドと呼ばれる結晶構造でできていることが明らかになった。 ジャイロイドは1970年、米航空宇宙局(NASA)の物理学者Alan Schoen氏が、宇宙空間で使用するための、超軽量できわめて丈夫な素材の理論的探索を行なっていた際に概念化したものだ。 ジャイロイドは、「3方向に無限に連結した3次元の周期極小曲面」であり、一定の領域内で可能な限り小さな表面積を持つ。この構造をわかりやすく示しているのが
前の記事 個人情報7500万件流出、「プレステ・ネットワーク」に侵入 アリの群れが水上で「いかだ」になれる理由 2011年4月28日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Lisa Grossman ブラジルに生息するヒアリ(Fire Ant、学名Solenopsis invicta)は、暴風雨に見舞われたとき、「いかだ」を作って生き延びる。アリの外骨格はもともと水をはじくが、それでもアリが1匹の場合は、水に落ちれば溺れてしまう。ところがヒアリのコロニーは、洪水で巣から押し流されると、群れ全体で「いかだ」の形になり、そのまま水の流れに何週間も浮かび続けることができるのだ。 このヒアリの行動をヒントに、将来、小型の群ロボットが開発され、人間が入れないエリアを探索したり、流出した石油を除去したりするのに活躍するかもしれない。 Image
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