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ブックマーク / blog.tinect.jp (61)

  • 「子育てと仕事の両立はしんどい」VS「子持ち様は迷惑」

    子育てと仕事の両立。 いまや多くの企業の悩みの種であり、子育て世代の最大の関心ごとであるこのトピック。 どうにか両立を可能にしようとリモートワークや時短ワークの導入、男性の育児休暇推進などをしてはいるものの、「しんどい」という声はなくならない。そればかりか、どんどん大きくなっている気さえする。 もうみんな、うすうす気づいてるんじゃないだろうか。 子育てと仕事の両立が、そもそも不可能だということに。 「がちゃんと働けば2億円得をする」が炎上 『羽鳥慎一モーニングショー』が「の働き方で世帯の生涯収入 最大 ”2億円の差” 都が試算」と報じ、炎上した。 そもそも年収を600万円で計算しているあたり現実味のない試算なわけだが、「扶養内に収めるためにが『働き控え』をしても、夫が受けられる優遇は計670万円しかない」という委員会の主張に対し、「働き控えってなに? ケンカ売ってんの? 働きたく

    「子育てと仕事の両立はしんどい」VS「子持ち様は迷惑」
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    POGE 2024/05/23
  • 働いていると本が読めなくなるって、本当?

    前職の時、職場に「を月に10冊以上読むこと」というオキテがあった。 仕事において、読書は必須で、好きも多かった。 私の上司だった人間は、とにかくが好きで、座席の後ろに山のようにを積み上げていたし、空いた時間には座席でよくを読んでいた。 (同僚たちも、職場でけっこうを読んでいた) また、ビジネス書だけではなく、小説やノンフィクションなども、良く読まれていた。 面接で、趣味を聞かれて、「小説が好きです。」と答えた人は、その後大いに面接官とその内容で盛り上がったし、お客さんと共通の愛読書があれば、それだけで仲良くなることができた。 読書に時間を割く人は、知的能力が高いことも多く、特に、優秀な経営者の方で「を読まない」という人は殆どいない。 だから書店で「なぜ働いているとが読めなくなるのか」というタイトルのを見つけた時、面白いな、とおもった。 なぜ働いているとが読めなくなるのか

    働いていると本が読めなくなるって、本当?
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    POGE 2024/05/15
    読書の快楽と他の娯楽の楽しみの質は違うので同列に並べるのはナンセンスではないのかな。
  • 「タスクを切る能力」の本質について。

    もうかなり前の話だ。 ある会社で、「会社案内・パンフレットのリニューアルをする」と言うプロジェクトが持ち上がった。 社長は一人の人物をプロジェクトマネジャーとして任命し、予算を付け、 「後はよろしく」 と、仕事をまかせた。 ところが半年後、ようやく社長は気づいた。 全くプロジェクトが進んでいないことに。 「どうなっているのか」とプロジェクトマネジャーを問い詰めたところ、彼は外注に丸投げしたまま、何もしていなかった。 外注側も、仕様が固まらず、プロジェクトは完全にスタックしていた。 社長は彼に話を聞いたが、彼は「外注から返事が無くて」の一点張り。そこで、社長は彼に要求した。「資料を出せ」と。 ところが彼は「出せない」という。 何か隠しているのではないか、おかしいのでは、ということで、皆でメールのやり取りや資料などを調べると、実質、彼が事実上、「外注に依頼をし、あとは当に何もしていない」こと

    「タスクを切る能力」の本質について。
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    POGE 2024/04/30
    カーネマンの行動経済学は再現性が疑問視されているので、それを引いてくる段階でお気持ち記事としか思えない。
  • 「マナー、道徳、常識、暗黙の了解」で人を叩く行為が気に入らない。

    功利主義に向き合う いきなりだが、どうもおれは功利主義者らしい。反出生主義などの持論を述べていたら、そう指摘された。 なるほど、反出生主義論者のベネターの考え方は功利主義的かもしれない。 とはいえ、おれは功利主義をよく知らない。「最大多数の最大幸福?」くらいのものだ。なので、おれはを読んでみることにした。 功利主義 (岩波文庫) たとえば、有名なJ.S.ミルなどはなんといっているのだろう。『功利主義』の冒頭はこんな文章で始まる。 正と不正の判断基準をめぐる論争は、解決に向けた進展が少しも見られない。人間の知識の現状を作り上げている環境要因のうちで、これほど期待はずれなものはほとんどない。 最も重要なテーマに関する思索でありながら、長いあいだ立ち後れたままであり、期待はずれという点でここまで際立っている環境要因はほとんどない。 哲学が誕生して以来、最高善に関する話題、あるいは同じことになる

    「マナー、道徳、常識、暗黙の了解」で人を叩く行為が気に入らない。
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    POGE 2024/04/12
    ある問題に対して意見を述べたとき常識を盾にして責められたことがある。私は社会通念上褒められたものでなくとも、法を犯していないのならば認められるべきだと考えるし、人治は恐ろしいものだと思っているのだが。
  • 「私はいいけど、他の人が傷つくかも知れないから」論法は好きじゃない。

    この記事で書きたいことは、大筋以下のような内容です。 ・町内会で、「その場にいない誰かの気持ちを勝手に代弁して、相手の意見を封じる人」がいた ・「気持ち」自体は必ずしも軽くみられるべきではなく、むしろ尊重するべき ・けれど、「他人の気持ち」を安易に議論に持ち出して、しかもそれで他の人の意見を否定するのは妥当と思えない ・仮想的な誰かの気持ちを代弁することで、自分の意見に「客観的な意見」というような色を乗せようとするのは説得力のドーピング ・「快/不快」の話をするなら、まず「自分」を主語にして欲しいなあと思う 以上です。よろしくお願いします。 さて、書きたいことは最初に全部書いてしまったので、後はざっくばらんにいきましょう。 以前書いたことがあるのですが、しんざきは地元の町内会というものに所属しておりまして、コロナ前は町内イベントの運営などにもちょこちょこ関わっておりました。 一応「青年団」

    「私はいいけど、他の人が傷つくかも知れないから」論法は好きじゃない。
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    POGE 2023/12/27
    でも、自分は平気でも人によっては耐え難いだろうという痛みに対する配慮は必要なんじゃないかな。それを声高に主張しなくてもいいけど、他者の痛みへの想像力を切って捨てるのはどうだろうと思うよ。
  • 子どもは人生で最大の推しである、という話

    「よく言われるけど納得感が全くない言葉」というのは人によって様々だ思うが、私に関していうと、ランキングトップは「(小さな子どもに対する)今が一番かわいい時期ですね」という言葉だ。 全く悪意はなく、いやむしろ善意100%で言ってくださっているのはよく承知しているのだが、それでも言われる度に「いや全っっっ然そんなこたないですよ」と思い続けている。 何故かというと、私の中の「子どもかわいい」という感情は常に増幅・更新され続けており、3歳や4歳の頃の子どもより、12歳や16歳になった今の子らの方がさらに圧倒的にかわいい、と感じているからだ。 これは、子どもがどんな成長をしていったとしても、この後もずっと変わらないだろう。確信している。 時期など何の関係もなく、子どもは常に「現在」が最も可愛い。 私は、家で子どもを見かける度に「なんて可愛い生き物なんだ・・・・・・!?奇跡の産物か・・・・・・!?」と

    子どもは人生で最大の推しである、という話
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    POGE 2023/12/13
  • 50歳が近づいてきた中年の人生は、前に進むしかない「香車」のよう。

    おじさんおばさんと呼ばれる年頃のみなさん、「やっている」でしょうか? 私は「やっています」。五十歳がだんだん近づいてきた熊代亨と申します。 四十を不惑と呼び、五十歳を知命と呼ぶ。なるほど、昔の人はうまいことを言ったものだと、最近改めて感じます。 私は四十歳の頃、「不惑とは惑わぬことではなく惑ってなんていられないってことなんだよね」と自分なりに感じ取りました。 四十才、夢から醒めて、逃げ場無し でも、不惑が近づくにつれて露わになってきたのは、AならA、BならBを選んだら、CやDには変更できないということでした。世界線の改変可能性が高かったのは、数年前ぐらいまでだったのですね。 親でも先生でもなく、自分自身がこれまで敷いてきたレールの延長線上で、私は生きていかなければならない。成功も失敗も、喜びも悲しみも、自分の敷いたレールの上で起こるでしょう。私の“現実”を大きく改変する夢をみることは、もは

    50歳が近づいてきた中年の人生は、前に進むしかない「香車」のよう。
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    POGE 2023/12/08
    中年になり、自分の命の終わりも見えてきて、老い先短いなら好きなことだけしようという勢いで生きています。周りの中年とは違い異常独身全裸中年男性ですが、だからこそ好きなことだけをやれる最後のチャンスです。
  • 「子どもに触れさせたくないコンテンツ」について、親として考えること

    この記事で書きたいことは、以下のようなことです。 ・もちろん程度問題ではあるのだが、子どもは「親が見せたくないコンテンツ」をどうにかして摂取しつつ育つものであって、そこを制御しようとしても無駄 ・子どもの「観たい」「読みたい」「聴きたい」という欲求には基介入しないようにしている ・ただ、コンテンツそれ自体ではなく、コンテンツで描かれている行為や内容について、子どもに勧められて摂取した上で、気になる点があれば自分の感想として表明している ・そのためにも、子どもと「感想のチャンネル」を保持しておくことが大事な気がする ・子どもが楽しんでいるコンテンツを自分も楽しむことによって、今のところいい感じのチャンネルが保持出来ている気がする(もちろん、親が知らないところで摂取しているコンテンツもあると思うし、それにどうこう言うことはない) ・「批判はコンテンツの否定ではない」ということも伝えている ・

    「子どもに触れさせたくないコンテンツ」について、親として考えること
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    POGE 2023/11/16
  • 街で少し時間が空いた時には、私は最寄りの書店の新書コーナーに向かう。

    街で少し時間が空いた時には、私は最寄りの書店の新書コーナーにしばしば向かう。 何冊かぱらぱらとめくって、最低一冊は買ってしまう。つい、その新書のテーマに触れてみたいと思ってしまうからだ。 ところで新書とはなんだろう? 人によって定義はさまざまだろうが、私にとっての新書は「新しい世界への水先案内人」だ。 書店にずらりと並んでいる新書たちは、それぞれ、その新書が書くテーマに通じる入口になっていて、そのテーマは多岐にわたる。 たとえば私が最近読んでみた新書に、『平安貴族とは何か』というがある。 平安貴族とは何か 三つの日記で読む実像 (NHK出版新書 707) 世間では平安時代などまったく人気がなく、歴史学界でも長く平安時代は悪い時代であるとの評判がもっぱらでした。しかも、まれに平安時代の愛好者がいても、ほとんどは『源氏物語』や『大鏡』や『今昔物語集』などの文学作品からイメージする平安貴族像を

    街で少し時間が空いた時には、私は最寄りの書店の新書コーナーに向かう。
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    POGE 2023/11/08
  • 奇書『家畜人ヤプー』を読む

    既知の作品、過去のアーカイブを読み漁ることに意味はあるだろうか。 「ある」という人もいれば、「ない」という人もいるだろう。今回紹介する『家畜人ヤプー』という奇妙なSF小説などは、「ない」と答える人の多い作品ではないだろうか。 『家畜人ヤプー』は昭和時代に作られたSF小説で、日人が人間椅子や人間便器に改造され、白人らしき宇宙人に使役されている作品だ、三島由紀夫など同時代の文学者や知識人の間でよく知られていた……ぐらいはいまどきのネットユーザーなら即座に調べられるのではないかと思う。 だからといって、その『家畜人ヤプー』を実際に読んでみよう・読まなければならないと思い立って読む人は少ないのではないだろうか。 かく言う私も、同作品の名前はずっと前から知っていたけど、到底読む気にはなれなかった。 けれどもある人に「これは熊代さんが今読んでおくにふさわしいなので是非とも読んでください」と推薦され

    奇書『家畜人ヤプー』を読む
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    POGE 2023/06/19
    丁寧な『家畜人ヤプー』評。私が読んだのは10代のころだが、再読してみようかな。SF的意匠が、現代社会のひずみを照射してくれる。
  • 他人の「経験からの学び」を否定する、残念な人たち

    ライターの仕事をしていると、自分の記事に対するいろんなご意見をいただく。 バチクソに叩かれるとさすがにウッとなってしまうが、批判的な意見から学べることも多く、ちゃんと記事を読んでくださったうえでのご意見は、賛否に関わらずありがたく受け取っている。 また、ほかの人の記事やそれに対する感想に目を通すことも多く、おおいに参考にさせていただいている。ありがたいかぎりだ。 が、しかし。 個人的にあまり好きではない……率直にいえば、ちょっとイラッとするコメントがある。 それは、「一回経験しただけでわかった気になるな」「自分の経験を一般化しすぎ」系だ。 挙句の果てには、「愚者は経験から学ぶ、賢者は歴史から学ぶんですよねぇw」なんて煽る人もいる。いやいやいや……。 経験から学んだ系の記事にこういうコメントを書く人に、この際ハッキリ伝えたい。 経験から学ばない人間なんて愚者以下だぞ、と。 わたしの場合、ドイ

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    POGE 2023/06/15
  • なぜ生物は増え、人は悩むのか──『増えるものたちの生物学』と『風の谷のナウシカ』

    「人はなぜ、生きているのか?」 自分という存在を自覚するようになった頃に、一度は考えたことのある疑問ではないかと思う。 生きることには楽しいこと・気持ちの良いこともあるが、苦しいこと・辛いこともたくさんある。 最近ときどき耳にする「反出生主義」になぞらえて考えるなら、かならず苦しみが伴うのに私たちが生まれてくるのは良くないことで、生まれてこないほうがいいし、子孫など残さないほうがいい……となるかもしれない。 そして人間だけが苦しいわけでない。動物も昆虫も、生きとし生けるものが生きる限り、もがき、苦しむ。 欲しがっても得られない苦しみ、命を脅かされる苦しみ、そして老化や病気による苦しみや死に至る苦しみ。苦を悪とみなし、苦を回避することを善とみなす限りにおいて、人類絶滅や生物根絶をうたう人々の言い分には確かに一貫性がある。 私も私なりに「人はなぜ、生きているのか」について考え続けてきたが、今も

    なぜ生物は増え、人は悩むのか──『増えるものたちの生物学』と『風の谷のナウシカ』
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    POGE 2023/05/26
    増えることについてずいぶん考え続けてきた。増えるものが増えるだけという不毛なことから脱出することが解脱なのかとも考えた。たぶん、反出生主義はそう間違ってはいない。生がなければ苦もない。だがしかし……。
  • 思春期モラトリアムは資本主義に吸収されました。

    仲俣暁生さんのツイートを見て、若者に、カネはなくても時間があった時代のことをふと思い出した。 とりわけ文化的だったとは思わないけど、我々が若い頃は、カネはなくても、ほぼ無限に時間が有り余っていた。その余裕こそが社会の豊かさだったのかも。当時も批判的にも使われていたモラトリアム(支払猶予)という言葉は完全に死語になった感アリ。いまは即金で支払わされる。 https://t.co/3TwuIuj0m0 — 仲俣暁生(『失われた「文学」を求めて』続編企画中) (@solar1964) April 8, 2023 私の大学時代も概ねそうだったと言え、今日は疲れていると感じたら一日じゅう寝ている日があった。どうしても攻略したいゲームがあるわけでもないのに朝から晩までゲーセンにいて、所在なく、「ひまつぶしのために」ぼんやりパズルゲームを遊んでいた日もあった。 無限に時間があったわけではないが、なんにで

    思春期モラトリアムは資本主義に吸収されました。
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    POGE 2023/04/21
    “私たちの可処分時間は買いたたかれている。そして乱獲されている。”
  • 「日本すごい本」を大量に刊行していた出版社に勤めていたことがあります。

    筆者が日の出版社に勤めていた頃、その会社では日歴史文化を肯定的に論じる書籍、いわゆる「日すごい」を大量に刊行していた。 なぜそれほど出すかというと、端的に言えばそこそこ需要があるからだ。 日はこんなに素晴らしい国なんですよという情報を求めている方が世の中に一定数いる以上、この種のはなくならない。 一応フォローすると、自国を誇る気持ち自体は、決して悪いものだとは思わない。 だが、「日すごい」はややもすれば、「日はこんなにすごいのに、おたくの国ときたら」という考えに発展しがちである。 また、この論調が好きな人は、そもそも自慢話とは嫌われるものいう意識が希薄なように感じられる。 さらに言えば、自画自賛することによって、事実であっても他者から信憑性を疑われるという可能性に無自覚なのではないかと感じる。 「世界一うまいラーメン屋」と看板に掲げている店が、当に世界一おいしいかどう

    「日本すごい本」を大量に刊行していた出版社に勤めていたことがあります。
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    POGE 2023/04/05
  • ワインを飲んでいるんじゃない。情報を飲んでいるんだ。

    「ヤツらはラーメンっているんじゃない。情報をっているんだ。」 『ラーメン発見伝』という漫画を読んだことのない人でも、このフレーズを読んだことのある人、スキンヘッドのおっさんが凄い顔をして言い放っているのを見たことのある人は多いはずだ。 コラ画像にも登場しがちなインターネットの有名人、芹沢さんのお言葉である。 グルメもお酒も、情報を飲みいしていませんか? 「ラーメンっているんじゃない。情報をっているんだ」とは、いかにも現代人に刺さりやすいセリフだと思う。 だってそうだろう? 現代社会にはモノが溢れていて、それ以上に情報が溢れている。星の数もだ。 ラーメンでもアニメでもゲームでも、コスパやタイパを意識するならジャンルを総当たりするより優れた情報源に頼って良いものを選びたくなる……のはわからなくもない。 だが、そうやって情報が先行するかたちでグルメや娯楽に向き合うと、自分の五感で味

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    POGE 2023/03/15
    現代詩もそんなもんだ。初見で面白さを理解できる人は少ない。コンテクストなしで楽しめるものでもないだろう。ワインも詩も絵画も、おそらくあらゆる分野でそれは言える。楽しむためにこそ、日々学ぼう。
  • 金をくれ、ときちんと言わない限り、それは仕事ではない。

    「賢い」「スキルを持っている」「誠実」なのに、ビジネスシーンで大した評価を得られない人たちをよく見てきた。 その大きな原因の一つは、彼らが「お金をもらうのがヘタだった」ことが挙げられる。 お客さんに良いサービスをし、社内でのウケも良い。 でも、最終的な「実績」という面で、彼らは平凡だった。 お金をもらうのが下手な人たち こうした「お金をもらうのが下手な人たち」は、広範囲な職種に存在している。 例えば、エンジニアやライター、弁護士や会計士など、技術的な職業に多い傾向だが、顧客に接することが多い営業やコンサルタントにも存在している。 例えば、私がコンサルタントだったとき、よく怒られていたのが、 「お客さんのところに、必要以上に行き過ぎてしまうコンサルタント」だった。 経営陣は「コンサルタントは時間だけが売り物。必要な工数以上にお客さんのところに行くのは、八百屋が自分の店先の野菜をべているよう

    金をくれ、ときちんと言わない限り、それは仕事ではない。
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    POGE 2023/03/08
    “金をくれ、ときちんと言わない限り、それは仕事ではない”
  • 「東京をやっていこうとしている」人たちの一喜一憂

    東京とその近郊にお住まいのみなさん。 みなさんは「東京をやって」いますか? 先日、ある場所で「東京をやっていこうとしている人たち」というフレーズを耳にした。 その時フレーズが暗に指し示していたのは、たとえば、タワマンに住んでいるパワーカップルの人たちだったりした。 ただ東京に住んでいるのでなく、彼/彼女らは「東京をやっていこうとしている」というのだ。どういうことか。 正反対の人々を連想すれば理解しやすいかもしれない。東京には「東京をやっていこう」としているわけではない人たちも住んでいて、そちらは二種類に大別できる。 ひとつは、東京をやっていこうとしていなくても自動的に東京的なライフスタイルや佇まいになる人たち。親の代から都内やその近郊の邸宅に住んでいて、なんの屈託もなく東京で暮らしている人たちだ。 もうひとつは、首都圏の不動産持ちではなく「東京をやっていこう」としているわけでもない人たち、

    「東京をやっていこうとしている」人たちの一喜一憂
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    POGE 2023/03/06
    「東京をやっていく」のには土地柄もあって、中央線沿いには「個性豊か」であることを強制されているように見える「量産型個性人」がたくさんいて辟易することとある。天然であることを維持するのは難しい。
  • 甘寧(田島くん)と酒を飲んで、ファミコン版の三國志のことを思い出した話

    つい先日、数年ぶりに友人の甘寧(かんねい)と酒を飲みまして、大変懐かしかったので、今日はファミコン版の「三國志」の話をします。 三国志をご存じの方なら、一行目から「こいつは何を言っているんだ???」という疑問を抱かれたと思いますので順を追って話しますと、甘寧というのは私の小学校来の友人の田島くん(※仮名)のことです。 田島くんが何故甘寧かというと非常に単純な話でして、それは彼が甘寧に酷似しているからです。 これが甘寧です。そして田島くんです。当時から似ていましたが大人になってより一層甘寧になっていました。 ご存じの方には今更の話で恐縮ですが、光栄(現コーエーテクモゲームス)の「三國志」には「武将」が出てきます。 劉焉、曹操、孫権などの皆さんよくご存じの中国・三国時代の英傑たちを操って中華全土を統一することが目的のゲームなのですが、当時既にファミコン移植されていた「信長の野望・全国版」が基

    甘寧(田島くん)と酒を飲んで、ファミコン版の三國志のことを思い出した話
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    POGE 2023/03/03
    コンプティークはパソコン誌かつオタクの夢をふくらませる雑誌だったんだよな…。
  • 都会生活者が本当に移住しやすい地方って、こういうものじゃないの?

    移住失敗”の村となった別子山、再び「よそ者」を受け入れるのに必要なこと 移住者は「都会風吹かさないで」…福井県池田町の広報誌に載った“七か条”に住民反発、考えた区長会の思いとは 最近、都会から地方への移住の難しさを連想させる記事が相次いで、都会に住んでいる人たちが地方を悪くいう恰好のターゲットになっていた。 地方の閉鎖性や排他性やローカルルールを批判し、「地方に移住するなんてとんでもない」と言ってのけるにはこうした記事は最適だ。 それにしてもだ。 こうしたネット上の記事にしてもテレビ番組にしても、都会生活者が地方に移住する話題で取り上げられるのは地方は地方でも極端な田舎、過疎地への移住である。 確かに過疎地にはロマンもある。山奥で土いじりをすれば猪や猿や熊が襲撃してくるし、海沿いの生活は潮風によってあらゆるものを錆びさせる、それでも捨てがたい魅力を過疎地が宿していることは認めざるを得ない

    都会生活者が本当に移住しやすい地方って、こういうものじゃないの?
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    POGE 2023/02/21
    仙台市郊外あたりがおすすめですよ!
  • 「仕事で自己実現しよう」という価値観を生み出した人々の正体。

    先日のシロクマ先生の記事が、目を引いた。 「自己啓発」や「自己実現」の次に、どのような価値観が到来するのか? 実際、自己実現や自己充足を信奉可能なエリートたちは今後もそれらを金科玉条とし続けるだろう。 のみならず、そこに潜ませた正義や道理を非エリートに押しつけ、飴のかたちをした鞭で馬車馬のように働かせ、自分たちが勝ちやすいゲームの盤面を維持しようと努めるだろうとも思う。 なるほど、そんな考え方もあるのか、とひとしきり納得した。 「自分たちが勝ちやすいゲームの盤面を維持」というのも、そうなのかもしれない。 だがその上で、自分の見てきた、いわゆる「エリート」の面々を思い起こすと、 「そんなにみんな、仕事に期待していたかなあ?」 と、思い直した。 というのも、私が見てきた数々の企業の中で、「自己実現したいエリート」は、あまり見あたらなかったからだ。 実際のところ、日人のほとんどは、エリートも含

    「仕事で自己実現しよう」という価値観を生み出した人々の正体。
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    POGE 2023/02/15
    “「仕事で自己実現」を信じているのはいわゆる「エリート」より、一部の待遇の悪い、中小企業の経営者と労働者、その両者”