週刊ダイヤモンド編集部 【第11回】 2008年06月23日 グーグルも実践中! 「くそったれ社員」排除で収益向上 アメリカの人気教授が説く衝撃の組織経営論 同社の企業理念に「Don't be evil(悪魔になるな)」という有名な言葉がある。むろんそれでも、イヤな奴はいるだろうが、だいたいにおいて「ここでイヤな奴をやっても、仕事の効率化に何ら貢献しない。得することはない」という意識は組織の上下によく行き渡っている。 ヒューレット・パッカード(HP)も、昔からイヤな振る舞いを許さない社風のある会社として知られている。これは、他人を礼儀正しく扱った創設者のヒューレットとパッカードの名残だろう。 しかし、時の企業であるグーグルがこうした社風を持つ意味は大きい。人材獲得競争は、日々世界的に厳しさを増しているが、グーグルが規律あるフレンドリーな雰囲気で優秀な人材を引きつけ、なおかつ急成長を遂