自民党の小野田紀美参院議員(岡山選挙区)が25日、憲法が定める「国民の義務」に言及したツイートで「義務を果たしていれば権利を主張して良いと思う」と記した。ただ、基本的人権は勤労や納税といった国民の義務とは関係なく保障されている。小野田氏はその後に「誤解がある」と釈明したが、同列に論じたとも受け取れる発言に批判が出ている。【佐藤丈一/統合デジタル取材センター】
「あぁ、またか」と彼女は思った。「また生産性の有無で支援を語る議論がでてくるのか」と。7月26日、相模原事件から2年を前に自民党の国会議員が「LGBTは生産性が無い」と寄稿したことが問題になった。彼女、義足の女優として活躍する森田かずよさん(40歳)は言う。 「生産性は人の価値ではなく、生きていることそのものに人の価値がある」 森田さん(本人提供)「生きることだけでも価値がある」 森田さんは憤りと困惑が入り混じったような声で取材に応じた。大阪市在住。義足のダンサー、女優として身体表現のあり方を模索して注目されており、香取慎吾さんも取材にやってきた。右手の指は4本で、そのうちの3本はまっすぐに伸びず、右の肋骨は3本ない。 森田さんは自民党議員の論考を読み、こんなツイートをした。 《「生産性がない」って本当にパワーワードですね…。私は身体に障害があって未婚で子供も生んでない、となるとよりこの言
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