内閣府が10日発表した「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」で、自衛隊に良い印象を持っていると回答した人が91・7%に上り、1969年の調査開始以来、最高となった。 東日本大震災での自衛隊の活動は97・7%が「評価する」と回答しており、震災対応が自衛隊への好感度を押し上げたとみられる。 自衛隊に良い印象を持っている人の内訳は、「良い」が37・5%、「どちらかと言えば良い」が54・2%。2009年の前回調査より合計で10・8ポイント増加し、初めて90%台に載った。「どちらかと言えば悪い」は4・5%、「悪い」は0・8%だった。 米軍の震災支援活動「トモダチ作戦」は79・2%が「成果を挙げた」と評価。日米安全保障条約が役立っていると考えている人は81・2%(前回比4・8ポイント増)と過去最高を記録した。