小論「フェイスウィンドウの機能についての覚書」の補足(その2)。 前のページ「実例検討(その1)」からの続き。 【 7.特殊な表現スタイルの下での立ち絵/顔窓の使用 】 『マブラヴ オルタネイティヴ』 (c)2006 age 極端な写実志向の表現スタイルの下での顔窓使用例。戦闘ロボットのコクピット内のシーンでは、戦況の推移に応じてレーダー画像や残弾数表示も変化していく。画面左の顔窓は、プレイヤー向けの存在表示ではなく、他のロボット操縦者との間の通信映像そのものである。 『忍流』 (c)2009 ソフトハウスキャラ SLG作品におけるフェイスアイコンの使用例。背景部分にあるのはSLGパートのワールドマップであり、ターン進行の節目々々に挿入される幕間のテキストイベントの際には左図のように簡略化されたキャラクター表示のまま進められる。このような処方により、SLGパートとAVGパートとがシームレス