ブックマーク / www.afpbb.com (34)

  • 賞金1億円がパーに? ノーベル賞選考委員会、ディラン氏に警告

    英ロンドンで開催された音楽フェスティバルに出演する米シンガー・ソングライターのボブ・ディラン氏(2011年6月18日撮影)。(c)AFP/OLIVIA HARRIS 【3月29日 AFP】昨年ノーベル文学賞(Nobel Prize in Literature)を受賞した米シンガー・ソングライターのボブ・ディラン(Bob Dylan)氏が、同賞の選考委員会であるスウェーデン・アカデミー(Swedish Academy)とここ数か月の間連絡を取っていないことが明らかになり、同アカデミーはディラン氏に対し、受賞者は6月10日までにノーベル賞に関する講演を行わなければ、賞金の800万スウェーデン・クローナ(約1億円)を受け取ることができないと警告した。 ノーベル賞の講演は短いスピーチ、または歌や演奏でも、さらに映像配信によるものでも構わないが、同賞の創設者であるアルフレド・ノーベル(Alfred

    賞金1億円がパーに? ノーベル賞選考委員会、ディラン氏に警告
  • 米軍、空爆でアフガンのアルカイダ指導者を殺害

    アフガニスタン東部クナール州で任務に就くアフガニスタン国軍の兵士(2015年1月17日撮影、資料写真)。(c)AFP/Noorullah Shirzada 【11月5日 AFP】米軍は4日、先月実施した空爆で、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)のアフガニスタン北東部の指導者、ファルーク・カハタニ(Farouq al-Qahtani)容疑者を殺害したと発表した。アフガニスタン国内に再び潜伏場所を作ろうとしている同組織にとって大きな打撃だ。 米国防総省のピーター・クック(Peter Cook)報道官は声明で、カハタニ容疑者を10月23日にアフガニスタン東部クナール(Kunar)州で殺害したことを確認し、「この空爆の成功は、米土、米国の国益、外国の同盟者への攻撃を企図する国際テロリストのネットワークを弱体化させ、テロリストの指導者を標的とする米国の作戦の新たな一つの例だ」と述べた。 ク

    米軍、空爆でアフガンのアルカイダ指導者を殺害
  • 比大統領、麻薬撲滅戦争を6か月延長「全員殺しきれず」

    フィリピン・ミンダナオ島のダバオで、イスラム過激派に捕らわれていたノルウェー人人質解放に際し、演説するロドリゴ・ドゥテルテ大統領(右、2016年9月18日撮影)。(c)AFP/PPD 【9月19日 AFP】5月の大統領選で圧勝して以来、「麻薬撲滅戦争」と称して約3000人の殺害を容認してきたフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領(71)は18日夜、地元のダバオ市(Davao)で報道陣に対し、麻薬取引に関与する者が多すぎて「全員を殺しきれない」と述べ、厳しい取り締まりを6か月延長することを求めたと明かした。 ドュテルテ氏は「自分が大統領になるまで、この国における麻薬の脅威がどれほど深刻か分かっていなかった」と述べた。また取り締まりは「虫の入った缶」を開けたかのようだと述べ、完遂するために「多少、おそらく6か月程度」延長したいと語った。 さらに「もしも私が(麻

    比大統領、麻薬撲滅戦争を6か月延長「全員殺しきれず」
  • 動画:ケバブ店店主、銃を持った強盗を華麗にスルーし撃退 NZ 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

    【7月13日 AFP】ニュージーランドのケバブ店の店主が、拳銃を振りかざす強盗を無視して接客を続ける動画が拡散している。 ニュージーランド南島のクライストチャーチ( Christchurch )にあるケバブ店「エジプシャン・ケバブ・ハウス( Egyptian Kebab House )」に5月28日夜、黒いパーカーに覆面といういでたちの強盗が入った。しかし、店主のサイド・アフメド( Said Ahmed )さん(55)は知らんぷりを決め込むことにした。 カンタベリー( Canterbury )警察が公開した防犯カメラの映像には、片手でスポーツバッグを振り、もう一方の手で銃を突きつける強盗が映っている。 アフメドさんはバッグに金を詰めることはせず、スブラキ(串焼き肉)の包装を続け、プラスチックカトラリーとナプキンを取るために強盗に背を向けさえした。それから冷静に強盗のそばに近づくと、先に来て

    動画:ケバブ店店主、銃を持った強盗を華麗にスルーし撃退 NZ 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
  • 中国一行は「とても非礼」 英女王が本音ポロリ

    英バッキンガム宮殿で開かれた園遊会に出席したエリザベス女王(2016年5月10日撮影)。(c)AFP/LEON NEAL 【5月11日 AFP】中国の代表団は非礼極まりない──。英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)が10日、同国を昨年国賓待遇で訪れた中国の習近平(Xi Jinping)国家主席の一行をめぐり、こんな発言をした様子が偶然カメラに捉えられた。 女王はロンドン(London)のバッキンガム宮殿(Buckingham Palace)で催された園遊会で、習氏夫が昨年10月に公式訪問した際に警備を監督した警察幹部のルーシー・ドルシ(Lucy D'Orsi)氏を紹介されると、「まあ、お気の毒だったわね」と感想を漏らした。 ドルシ氏が「ご存じかどうか分かりませんが、あのときはかなりの試練でした」と述べると、女王は中国の代表団が「大使に対してとても非礼だった」と発言

    中国一行は「とても非礼」 英女王が本音ポロリ
  • 米ハワイ沖で「幽霊のような」タコ発見、新種の可能性

    ハワイ諸島ネッカー島の沖合の深海で、米海洋大気局(NOAA)が発見したタコ(撮影日不明)。(c)AFP/Image Courtesy of the National Oceanic and Atmospheric Administration (NOAA), Office of Ocean Exploration and Research, Hohonu Moana 2016 【3月6日 AFP】米ハワイ(Hawaii)州沖の深海で、新種とみられる「幽霊のような」タコが発見された。海洋研究者らが発表した。 米海洋大気局(NOAA)によれば、ハワイ諸島の北西にあるネッカー島(Necker Island)の沖合の深海で、潜水調査艇が偶然、半透明の小さなタコを発見したという。 今月2日に発表された声明の中でNOAAのマイケル・ベッキオーネ(Michael Vecchione)氏は、「遠隔操作探査

    米ハワイ沖で「幽霊のような」タコ発見、新種の可能性
  • バングラデシュの「樹木男」、手術は10回以上必要の見込み

    バングラデシュの首都ダッカのダッカ医科大学病院で取材を受ける、「樹木男」ことアブル・バジャンダルさん(2016年1月31日撮影)。(c)AFP/Munir uz ZAMAN 【2月29日 AFP】手や足に木の皮のような巨大なイボが生じたために「ツリーマン(樹木男)」の異名を取っているバングラデシュ人の男性、アブル・バジャンダル(Abul Bajandar)さん(26)の治療に当たっている病院は28日、イボをすべて除去するためにはさらに十数回の再手術が必要だと発表した。 【写真特集】世界各地で報告されている「難病・奇病」 バジャンダルさんは27日、ダッカ医科大学病院(Dhaka Medical College Hospital)で2回目の手術として、右手の比較的小さいイボを除去する手術を受けた。10年前から現れ始めたというバジャンダルさんのイボは、先月入院する前の時点で、合わせて少なくとも5

    バングラデシュの「樹木男」、手術は10回以上必要の見込み
  • 魚介類中の水銀、老齢脳に悪影響なし

    仏パリ南部の国際卸売市場に並ぶ魚(2012年12月19日撮影、資料写真)。(c)AFP/MARTIN BUREAU 【2月3日 AFP】魚介類を摂取すると脳内の水銀量が増える可能性があるが、水銀の増加が認知症リスクを高める可能性はなさそうだとする研究データが、2日に発表された研究論文で明らかになった。 米国医師会雑誌(JAMA)に掲載されたこの研究は、平均年齢90歳で死亡した286人の遺体解剖に基づいている。調査の参加者は平均して死亡する約5年前から、質問票を通じて、自分の物摂取の報告を始めた。 この結果、魚介類をより多く摂取した人は、脳内の水銀量もより高かった。だが遺体解剖では、脳内の水銀が多い人ほど、脳疾患の兆候が増加する傾向はみられなかった。 神経毒である水銀は、廃棄物の焼却や石炭火力発電の際に大気や水を経路とし、魚に蓄積される。研究者らは、認知や脳の発達に対する水銀の毒性作用は、

    魚介類中の水銀、老齢脳に悪影響なし
  • 大型類人猿の絶滅、原因は「変化への不適応」か 研究

    大型類人猿「ギガントピテクス」の歯(2016年1月4日提供)。(c)AFP/SENCKENBERG RESEARCH INSTITUTE/YAOWALAK CHAIMANEE 【1月5日 AFP】地球を闊歩(かっぽ)した史上最大の類人猿が10万年前に絶滅したのは、常としていた森林の果実が気候変動の打撃を受けた後、サバンナの草に性を切り替えられなかったことが原因であることがこのたび示唆された。 これまでに存在した中で、映画『キングコング(King Kong)』に登場するキャラクターに最も近いとされるこの大型類人猿「ギガントピテクス(Gigantopithecus)」は、大まかな推算によると、体重が成人男性の5倍で、身長が3メートルに達した可能性が高いという。 この類人猿は、100万年前の全盛期には、中国南部と東南アジア大陸部の亜熱帯森林地帯に生息していた。だが現在のところ、ギガントピテク

    大型類人猿の絶滅、原因は「変化への不適応」か 研究
  • 今年の「画期的発見」は遺伝子編集技術「クリスパー」、米科学誌

    仏マルセイユの研究施設で撮影された、マウスの受精卵に対する遺伝子操作の過程を捉えた顕微鏡画像(2012年2月9日撮影、資料写真)。(c)AFP/ANNE-CHRISTINE POUJOULAT 【12月18日 AFP】米科学誌サイエンス(Science)は17日、「クリスパー(CRISPR)」と呼ばれる遺伝子編集技術を「2015年の画期的発見」に選定した。保健・医薬分野で革命をもたらす可能性があるという。 この技術中国の研究者が今年、不妊治療院から得た生育不能のヒト胚のDNAを故意に編集したと発表して以降特に、物議をかもしている。 このような研究に対する懸念、さらにはある種の望ましい特徴を増進させるように人間を改造するという見通しから、世界の科学者らは最近、人間に恒久的変化をもたらしかねないとして、妊娠を予定している胚への介入は避けるよう、研究者らに促している。 だが、サイエンスは、多く

    今年の「画期的発見」は遺伝子編集技術「クリスパー」、米科学誌
  • 「ゾンビ病」の研究論文、英トップ科学誌に掲載?

    ブラジル・リオデジャネイロで開催されたゾンビイベントの参加者ら(2015年11月2日撮影、資料写真)。(c)AFP/CHRISTOPHE SIMON 【12月16日 AFP】よろよろ歩いたり、うめき声を上げたり、さらには肉に噛み付いたり、無性にべたくなったりする衝動に悩まされてはいないだろうか──。もし、思い当たる節があるようなら気をつけた方がいいかもしれない。英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)にこのほど掲載された論文によると、それはゾンビになりかけている兆候の可能性があるというのだ。 「ゾンビ感染:疫学、治療と予防」と題された論文には、感染の兆候などが詳細に記載されている。「人は臨床的には死んで、生き返る可能性がある」や、「ソンビ病」感染は「咬傷」で起きる──など。 この論文は、感染するとゾンビと化してしまう「黙示録的な病」の脅威と闘う研究に、より多くの金銭的支援

    「ゾンビ病」の研究論文、英トップ科学誌に掲載?
  • クマムシに大量の外来DNA、驚異の耐久性獲得の一助に?

    「クマムシ」と呼ばれる緩歩動物の光学顕微鏡写真(2015年11月23日提供)。(c)AFP/SINCLAIR STAMMERS/UNIVERSITY OF NORTH CAROLINA AT CHAPEL HILL 【11月26日 AFP】顕微鏡でしか見えないほど小さいにもかかわらず非常に強い耐久性を持ち、クマに似ていることからその名がつけられた「クマムシ」が、細菌や植物などの全く類縁関係のない生命体から大量のDNAを獲得していることを解明したとする研究結果が発表された。これらの「外来」遺伝子は、クマムシが極めて過酷な環境で生き延びる助けになっているという。 緩歩(かんぽ)動物とも呼ばれるクマムシは、世界中に生息し、体長は通常0.5ミリほどで、8の脚でゆっくり不器用に歩く。環境適応力が非常に高く、極端な温度下でも生存可能だ。マイナス80度の冷凍庫に10年間入れられた後でも、解凍から20分

    クマムシに大量の外来DNA、驚異の耐久性獲得の一助に?
  • 暗号化メッセージ・アプリ、パリのIS襲撃で議論に

    仏アランソンで、パリでの襲撃事件に対するイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の犯行声明の声の人物とされるファビアン・クラン容疑者の郵便受けを携帯電話で撮影する男性(2015年11月18日撮影、資料写真)。(c)AFP/JEAN-FRANCOIS MONIER 【11月20日 AFP】イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が安全な通信のために利用を推奨している暗号化インスタントメッセージ・アプリの大手各社が、フランス・パリ(Paris)での同時テロを受けて、過激派による利用を防止するための修正を始めた。だが一方で各社は暗号化技術のもたらすプライバシーの権利を擁護している。 暗号化通信企業サイレントサークル(Silent Circle)は、同社の携帯端末用アプリとスマートフォン(多機能携帯電話)へのアクセスを制限し、テロリストや犯罪者による利用を以前より困難にする方針を示した。また、ロシ

    暗号化メッセージ・アプリ、パリのIS襲撃で議論に
  • 最終選択薬を無効にするスーパー耐性菌、中国南部で見つかる

    仏西部カンペールで撮影された錠剤やカプセル(2015年2月11日撮影、資料写真)。(c)AFP/FRED TANNEAU 【11月20日 AFP】他の薬が使えない場合の最終選択薬とされている抗生物質への耐性を持ち、急速に感染する致死性のスーパー耐性菌が中国南部で見つかったとする研究論文が、19日に発表された。研究チームは「大流行の恐れがある」と警告している。 この耐性菌には、約100年にわたって大腸菌など一般的な病原菌による疾患の死亡率低下に貢献してきた抗生物質が効かないという。 中国・広州(Guangzhou)にある華南農業大学(Southern Agricultural University)の劉建華(Liu Jian-Hua)教授らのチームは、スーパー耐性菌にも有効な抗菌薬ポリミキシンに対する耐性を病原菌に与えてしまう遺伝子「MCR-1」を保有する細菌を発見した。 MCR-1は、一般

    最終選択薬を無効にするスーパー耐性菌、中国南部で見つかる
  • トランプ氏、仏人が銃持っていれば「事態は違っていただろう」

    米フロリダ州オーランドで演説する、大統領選挙の共和党の候補者指名を争うドナルド・トランプ氏(2015年11月13日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Joe Raedle 【11月15日 AFP】2016年米大統領選挙の共和党の候補者指名を争うドナルド・トランプ(Donald Trump)氏(69)は14日、フランス・パリ(Paris)で発生し、少なくとも129人が犠牲になった連続襲撃事件について、もし民間人が武器を所持していれば、「事態は違っていただろう」と発言した。 テキサス(Texas)州を遊説した不動産王で富豪のトランプ氏は、仏パリでの事件の犠牲者に黙とうをささげた後、「パリの場合、世界で最も厳しい銃規制が課せられており、悪人を除いては誰も銃を所持していない」と述べた。 護身のために時折、銃を携帯すると認めているトランプ氏は、「(被害者ら民間人は)誰も銃を所持

    トランプ氏、仏人が銃持っていれば「事態は違っていただろう」
  • 激しい頭痛の原因は脳に寄生したサナダムシ

    英国で初めて報告例があった、脳内に寄生した条虫の動きを示した脳スキャン画像(2014年11月20日提供、資料写真)。(c)AFP/GENOME BILOGY/NAGUI ANTOUN 【11月7日 AFP】激しい頭痛に苦しんでいた米カリフォルニア(California)州在住の男性の頭痛の原因が、脳内に、いわゆるサナダムシと呼ばれる条虫の幼虫が寄生していたことだと分かった。地元メディアが5日、報じた。 地元紙ナパ・バレー・レジスター(Napa Valley Register)の取材に応じた医師団によれば、サクラメント(Sacramento)に住む学生、ルイス・オーティス(Luis Ortiz)さん(26)の脳内に条虫の幼虫が寄生し、命の危険が迫っていたという。 担当の神経外科医によれば、サナダムシはオーティスさんの脳の中で、「瓶のコルク栓(せん)」のように嚢胞(のうほう)を作り、それによっ

    激しい頭痛の原因は脳に寄生したサナダムシ
  • 遺伝子操作細胞で英1歳女児の白血病を治療、世界初

    細胞を扱う遺伝子学者。米コネティカット大学医学センターにて(2010年8月27日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Spencer Platt 【11月6日 AFP】英ロンドン(London)のグレート・オーモンド・ストリート病院(GOSH)は5日、白血病を患う1歳女児に対し遺伝子操作した細胞を使ったがん治療を世界で初めて行い、成功したと発表した。 この女児レイラ・リチャーズ(Layla Richards)ちゃんは、生後わずか14週間で小児がんに多い急性リンパ性白血病と診断された。抗がん剤治療や骨髄移植が試みられたが、再発してしまい、レイラちゃんの両親は医師から終末期医療も考慮するようにと告げられていた。 そこへGOSHから新しい治療法の臨床試験を受けないかとの打診があった。 この治療法では、健康なドナーから提供された白血球とT細胞を操作し、薬剤耐性のある白血病細胞を

    遺伝子操作細胞で英1歳女児の白血病を治療、世界初
  • クラゲは引く力で前進、進化の前提覆す?米研究

    クラゲ。オーストリア・ウィーンの水族館で(2015年6月9日撮影、資料写真)。(c)AFP/JOE KLAMAR 【11月4日 AFP】動物や人間は、走ったり、泳いだり、空を飛んだりする際、自分自身を前進させるために、周囲の地面や水や空気に圧力をかける必要があると科学では考えられてきた──しかし、3日に発表されたクラゲとヤツメウナギの研究によると、少なくとも特定の遊泳性動物に関しては、この前提は誤りであるという。 英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に発表された研究によると、クラゲと、そしてヘビに似た顎のない円口類の魚のヤツメウナギは、水を後方に押して自身を前進させるのではなく、自分のすぐ前にある水の中に圧力の低い領域を作ることで、自身を前方に「けん引」しているのだという。 論文共同執筆者、米スタンフォード大学(Stanford Unive

    クラゲは引く力で前進、進化の前提覆す?米研究
  • ウナギの回遊、追跡に初成功 カナダ研究

    ウナギの稚魚。米ニューヨーク州ニューバーグで(2013年5月1日撮影、文とは関係ありません)。(c)AFP/Stan HONDA 【10月28日 AFP】そのぬるぬるとした体でよく知られているアメリカウナギだが、実は驚異的なスタミナの持ち主で、人目に触れずに超長距離を泳いで移動することが、27日に発表された研究結果で明らかになった。 カナダの研究チームは、同国東海岸から北大西洋のサルガッソ海(Sargasso Sea)までの約2400キロに及ぶ長距離を移動するウナギ個体の追跡調査に世界で初めて成功した。今回の調査で、ウナギが持つ遠泳能力についての初の証拠が得られた。 北大西洋のバミューダ(Bermuda)諸島に近いサルガッソ海は長年、アメリカウナギの唯一の産卵場所と考えられてきた。ウナギの幼生が同海域に存在することがその根拠だったが、100年以上に及ぶ調査でも、この産卵場所や外洋を泳ぐ成

    ウナギの回遊、追跡に初成功 カナダ研究
  • ワニは片目を開けて眠る、豪研究

    豪シドニーの動物園で、餌のウサギをべる体重700キロのイリエワニ「レックス」(2014年3月3日撮影、資料写真)。(c)AFP/Saeed KHAN 【10月23日 AFP】イリエワニは脅威を察知するために片方の目を開けたまま眠ることができることが分かったと、オーストラリアの科学者らが23日、語った。追加の研究によって、脳の半分だけを眠らせる能力を持っていることが明らかになる可能性が高いという。 この研究は英科学誌「Journal of Experimental Biology(実験生物学ジャーナル)」に発表された。オーストラリアの研究チームは、3頭の若いイリエワニを個別の水槽に入れ、12か月にわたって観察。結果、ワニも鳥類と同様に外敵の脅威がある環境では「片目だけを閉じて」睡眠していることが分かった。 論文の筆頭著者、ラトローブ大学(La Trobe University)のマイケル・

    ワニは片目を開けて眠る、豪研究