政府の行政刷新会議は30日に4日間の特別会計「仕分け」を終えました。民主党の政権公約だった「仕分け」による財源のねん出については、「今回の目的はそんなことではない」(蓮舫行政刷新相)と放棄。「官僚・省庁=悪」の構図を宣伝するパフォーマンスを演じますが、政権党の民主党が自分で自分の政策をたたく矛盾も表れています。 公約はどこに ○…民主党は2009年政策インデックスで「コメの備蓄300万トン体制」を掲げています。しかし、食料安定供給特別会計の「仕分け」では「1万トンの備蓄経費に1億円かかっている。赤字を垂れ流していいのか」と、現在の国産米備蓄100万トンを問題視。蓮舫氏も「100万トンの是非は、もう一回議論したほうがいい」と発言しました。 筒井信隆農林水産副大臣は「300万トンが民主党の公約だ」と困惑顔で反論。政権公約の軽さが浮き彫りになりました。 詰問した後に ○…“役人たたき”の演出があ