で、うれしいのかね? それは。 いやね、わかるんですよ。気持ちは。 例えばね、そんなに不細工じゃない人が、自ら「ブス」を名乗って、それで「私ってブスだから」みたいなことを言っていたら、それはもう田邊聖子とかね、もうシャレにならない人たちが憤るのはわからないわけではないんですよ。 「アンタ、まだ人間の顔をしてるからいいじゃないかっ!!」 と言いたくなるのは良くわかるんですよね。そりゃ確かにあなたは人間というにはまず確認すべき点がいくつかあるかもしれない。そりゃ同じ括りとしてカテゴライズするのは、いろいろと考慮の余地はあるといえなくもない。 しかし、その人に「あの人は自分をブスだって言ってるけど、確かにあなたに比べたら全然マシだよね。そりゃどう贔屓目に見てもあなたのほうが格段にブサイクですよ。それはもう私が保証します」などと言おうものなら、それはそれで怒り狂うわけですよ。 どうしたいんだ、とい
わかりやすいSSTステップガイド―統合失調症をもつ人の援助に生かす〈上巻〉基礎・技法編 作者: アラン・S.ベラック,スーザンギンガリッチ,キム・T.ミューザー,ジュリーアグレスタ,Alan S. Bellack,Susan Gingerich,Kim T. Mueser,Julie Agresta,熊谷直樹,岩田和彦,天笠崇出版社/メーカー: 星和書店発売日: 2005/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見るわかりやすいSSTステップガイド―統合失調症をもつ人の援助に生かす〈下巻〉実用付録編 作者: アラン・S.ベラック,スーザンギンガリッチ,ジュリーアグレスタ,キム・T.ミューザー,Alan S. Bellack,Julie Agresta,Susan Gingerich,Kim T. Mueser,熊谷直樹,天笠崇,岩田和彦出版社/
「最近の若者はダメだ」は昔から言われているが、特に今の若者はひどい。まず、当事者意識が完全に欠如している。さらに、独り立ちをしようとせず、常に何かに依存し、消費し、批判するだけの「お客さま」でいつづけようとしている。これはゆゆしき事態であり、日本社会のありかたにかかわる重大な問題である。 最近の若者は、定職に就きたがらない。あるいは、会社に入っても一定のポジションで身を立てようとしない。なぜなら、社会的なかかわりを、全て暫定的・一時的なものと見なしているからだ。 彼らに言わせると、本当の自分は別のところにあり、現実の自分は仮の姿に過ぎないんだそうだ。本当の自分は棚上げしておいて、いつまでも立場を替え、考えを変え、自分自身をも変身させる余地を残しておく。一貫した主義主張をもたないか、もたないふりをする。特定の党派、集団に全てを賭けることを避けようとする。 その結果、今の若者は、全ての価値観か
⇒なんで怒ってるのかな 備忘録 2007-05-16 私の観察では、ある種の組織の中で立派な業績をあげ偉くなるのは、本音を表に出さず、建前=本音と「みなす」ことができる人。だからその採用面接で「ウソをつくならつき通せる人」を選別しようとするのは当然だと思っています。ま、そういうのが嫌なら、もっと庶民的なところを目指せばいい。私もそうしましたよ。 違うと思う。 なにが違うかというと、嘘を突き通せる人=大企業、嘘が嫌いなら=庶民的な企業、という枠組み。まあ、そうべたに書いてあるわけじゃないけど、そう理解してもいいでしょうから。 で、もうちょっと違いに突っ込む。 大企業はというか、嘘を突き通せる人を求めるのはある水準まで。ある水準以上になると、命を求めますよ。そしてその命を求めるまえに嘘の虚飾をすべて潰しにかかりますよというかあるいは構造的に潰しの脅しのタガをはめますよ。むしろ、若い人が知ってお
では民主党は、あるいは長年の改憲論者である小沢氏自身は「戦後」をどう評価しているのか。そもそも安倍流の改憲論にどんなスタンスで臨むのか。賛成なのか、反対なのか。小沢氏はほとんど胸の内を語らなかった。 小沢の考えはその本でも読めばわかる。というか、ここでそんな議論をしても意味ない。 参院選に向けて、左右ともに憲法を主題、つまり、事実上9条を主題にしていこうとしている。 果てしなくくだらないこの光景に私は、スルー力じゃなくて、脱力スルーだ。現行憲法は解釈改憲されている。自衛隊になんら問題はない。問題はむしろ日米の軍事同盟をどうするのか、それを具体的な地域のレベルに落としたとき、日本国民はその同胞の関わりをどう捉えるのか。 しかし、そこだけが問われない。(沖縄の基地問題は沖縄の問題にされてしまう。) ABCDで包囲されたとして泡を吹いて、まあざっくり言えばというか放言でいうのだが、ソ連の謀略に載
大筋で違うと思う。 このところ意図的に世間を回って見るのだが、微妙に物やサービスが高い。つまり、ある生活水準のビジョンをなんとなく受け入れると出費が増大する。ところが、それに対する安価な代替も用意されている。つまり、従来中流と思っていた層のなかに定収入の世帯と、負担の多いまたは不定期収入の世帯で分離が起きているのだろうと思う。そしてこの分離が格差のように見えるが、これは単なる階層分化でしかなく、大筋で、下層を切り捨てていく方向に消費活動が進んでいる。 でだ、もうちょっとあえて言う。公共サービスが民間サービスを覆っている部分によって格差が覆われている感じがする。単純なところでいえば、無料貸本屋である公共図書館だ。つまり、これは下層の保護でもあるし、その保護の対象は、どうも潜在的な左翼市場っぽい。ただ、これは公明党・共産党の市場でもある。このマスが大きくなることで、実はこの勢力が利する傾向にあ
私たちは、集団的自衛権の行使は憲法上認められないし、認める必要もないと考える。自衛隊は日本防衛以外の目的で武力行使をすることはない。その原則から逸脱してはならない。 その通りなのだが、それで日本の国民の大数への答えになってないのだから、そこから踏み出す思索をしなくてはならないのに、そこで朝日も左翼も終わっている。 まず、米国の傘の下にある日本という現実がある。そして、これから米国の軍事同盟に組み入れられるという大きな選択がある。それを阻止するならどう対応するのか。この問題は、当面は問題にならないにせよ、中国の軍事力とのバランスにある。朝日も左翼も、この問題に実質目を瞑ってしまっている。たしかに、中国の軍事力は目先の問題ではない。しかし、それが問題ではないのは、今の日米の軍事体制があるからだという現実がある。 そして大枠で中国の軍事力が問題ではないとしても、局地的には暴発するし、なにより、中
背景がよくわからないのでためらっていたのだが、とりあえずブログしておこう。話は、先月末の甘利明経済産業大臣によるカザフスタン訪問だ。公式なアナウンスはカザフスタン大使館の”2007年4月29~30日 甘利明経済産業大臣がカザフスタンを訪問 ”(参照)があるが、表向きの話ばかり。 この訪問で、日本のウランの全輸入量に占めるカザフスタンから調達の割合が現在の現在1%から30~40%と大幅にアップする。エネルギー全体の依存度を石油から原子力に転換しないといけない日本のエネルギー事情を考えると、日本のカザフスタンへの依存が洒落にならないくらい大きくなるといえるだろう。 それでいいのだろうか、というのがまず素朴な疑問で、そこからいろいろと思うことがある。今回の合意はすでに前年小泉元総理の訪問で十分に足固めはしてあるので驚くほどのことはなく、たぶんその筋の専門家にはあたりまえの事実がいろいろあるのだろ
(The Economist Vol 383, No. 8526 (2007/04/28), "Economic Focus: Another day, another $1.08," p. 90) 貧乏人は減りつつあるし、その貧乏にでさえ選択の余地はある――最善の選択をするとは限らないかもしれないけれど。 今月、世界銀行は、一日一ドル以下で暮らす人の数が 2004 年には 9.86 億人だったと発表した――これはそうしたひどい状態で暮らす人の数が 10 億人を下回った初めての年となる。世界銀行の極度な貧困の定義は、明快で単純で、dollar a day と d の続く頭韻にさえなっている。Journal of Economic Perspectives最新号で、マサチューセッツ工科大のアブジット・バナジーとエスター・デュフロは、これをレトリック的な名作と呼んでいる。だがこれはそんなにいい
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