今月の初め、幼児教育に関する日本人研究者の視察団をヨーテボリにて案内し、通訳をさせてもらった。視察の中で、保育所をいくつか見学し、園長さんや保育士の方々、そして保護者の人と話をする機会があった。自分の専門外のだけれど、新しい発見もあったりして大変面白かった。 スウェーデンでは、子供が生まれるとだいたい1歳から1歳半になるまでは自宅で育児をし、それから保育所に預け始める、というパターンが多い。公的な育児休暇制度はföräldraförsäkring(育児休暇保険)とかföräldrapenning(育児休暇給付)と呼ばれ、公的社会保険制度の中の大きな柱の一つである。この制度では、一人の子供につき480日(16ヶ月)の育児休暇をとることができ、その期間中はそれまでの所得の最大80%を国から補填してもらえる。そのため、この制度を利用しながら自宅で育児をし、そののちに子供を保育所に預け始め、職場に
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