居酒屋を展開する「養老乃滝」(東京)は、関西地区で店舗を運営する「関西養老乃滝」(大阪市)が事業を停止したと発表した。直営25店を閉店。同社直営ではない関西の26店は営業を続ける。本部の養老乃滝は、職を失った従業員の雇用などで支援を検討する。 東京商工リサーチによると、関西養老乃滝は約12億円の負債を抱えているという。破産手続きを検討していたが、同社の事業買い取りに関心を示す企業があり、事業譲渡の可能性も探っているもようだ。 関西養老乃滝は競争激化で経営が悪化し、直近では12億円程度にまで落ち込んでいた。