猥褻規制について話が及びましたので、私が長年疑問に思っていることを書きます。 猥褻は特別な心理的作用を持っているようで、無条件に批判の対象となることが多いようですが、だれかきちんと「なぜ猥褻がダメなのか」ということを研究された方はいらっしゃるのでしょうか?専門が違うので、解説をいただけると助かるのですが。 「刑法第 22 章、猥褻、姦淫及び重婚の罪」174, 175 条が保護する法益は、善良の風俗であるとされていますが、なにを基準に「善良」なんでしょうか?体験上知っていることについて口をつぐむのが善良なのでしょうか?猥褻表現が嫌いな人の心理的安静を維持するためにそうするのだとすると、猥褻表現が特に刑事罰をもって禁止されている理由は?私は女性の裸の写真を見せられるよりも、汚物や死体の写真を見せられた方が不快ですが、汚物や死体の写真を展示する事は刑法で禁止されていませんよね。 心理的安静という