【衝撃事件の核心】信徒にセクハラ 神に仕える司祭はどこで“博愛のボタン”を掛け違えたか… (1/2ページ) 2009.2.7 18:00 「気の毒な境遇の女性に、愛を与えたかった」-。信徒の女性(43)にセクハラ行為を繰り返したとして、大阪府警茨木署が強制わいせつ容疑で逮捕したカトリック茨木教会(大阪府茨木市)の司祭、井上博嗣容疑者(74)。事件は、約70回にわたってキスを強要され、たまりかねた女性からの相談で発覚した。茨木署は「司祭の地位を利用した悪質な犯行」とみているが、井上容疑者は取り調べや教会側の内部調査に対し「海外では自然なあいさつの仕方」「わいせつな意図はなかった」などと犯意を否認しているという。神に仕える聖職者が引き起こした不祥事。彼は、一体どこで“博愛のボタン”を掛け違えてしまったのか。■引っ越しがきっかけに 大阪北部の茨木市中心部の閑静な住宅街にあるカトリック茨木教会。