NVIDIA チーフサイエンティスト David B.Kirk博士 NVIDIAは、GPU向けC言語開発環境を提供するCUDA(Compute unified device architecture)に関するカンファレンス「NVIDIA Japan CUDAカンファレンス2008」を開催した。基調講演には、NVIDIAのチーフサイエンティストであるDavid B.Kirk博士が登壇、「3Dグラフィックスの展望」と題して講演を行った。 GPUは、シンプルな演算ユニットを多数搭載しているため、並列演算処理を行う場合、同規模のCPUと比べて高い処理性能を達成することができる。そのため、近年グラフィックスを得意としていたGPUを汎用のコンピューティング処理に用いるGPGPU(General Purpose GPU)という考え方が登場、物理シミュレーションや信号処理、データベース管理といったさまざま