旧日本軍 沖縄での軍法会議、性処罰ゼロ Tweet 目録の一部。氏名の欄は黒く塗られている [画像を拡大] 林教授らが入手した「第32軍臨時軍法会議処刑者目録」の表紙 [画像を拡大] 社会 2013年3月26日 10時37分(5時間35分前に更新) 首里を拠点に沖縄戦を指揮した第32軍の軍法会議処刑者目録を、関東学院大の林博史教授と佐治暁人講師が入手した。1944年6月~45年2月に開かれた軍法会議で処罰されたのは48人で、最も多かった罪は「逃亡」で18人だった。性犯罪はゼロだった。別の軍の資料では当時、強姦(ごうかん)などの性犯罪が横行していたことが分かっており、林教授は「軍は、逃亡や上官に対する反抗など、軍紀に関わる犯罪は厳しく罰したが、住民に対する犯罪には厳正に対応していなかったことが分かる」と指摘する。(高崎園子) 厚生労働省が所蔵する資料を林教授らが情報公開請求した。第32軍の軍