10月20日、任天堂は次世代ゲーム機となる「ニンテンドースイッチ」の情報を公開しました。「ニンテンドースイッチ」は、据え置き機と携帯機を文字通りスイッチできるゲームハードで、プロセッサーにはGPU業界大手NVIDIAの専用にカスタムされたTegraプロセッサーが搭載されています。NVIDIAが500人年かけ共同開発を行ったという「ニンテンドースイッチ」にはどのような技術が使われ、どのような革新がもたらされるのか、紐解いていきます。 ■Tegraプロセッサーとは 「ニンテンドースイッチ」に搭載されるTegraプロセッサーは、2009年頃に第一世代が誕生。当初はモバイル端末向けSoC(統合型プロセッサー)でしたが、世代を重ねるごとにタブレットやノートPC、Android OSのゲーム機などに採用されていきました。現在では、同社が開発を進める自動運転車プラットフォームのスーパーコンピューター「D