CEATEC JAPANに出展するシャープが、食べ物などを嚼む(かむ)ときのテンポを測定して健康状態を計るためのウェアラブルデバイス「bitescan(バイトスキャン)」の試作機を展示している。人工知能の技術を活用したAIoTをテーマに、デバイスとサービスの開発に力を入れるシャープだが、ヘルスケア用途を目的としたコンパクトなデバイスの開発、ベンチャー企業をパートナーに迎えた開発支援の活動も今年のCEATECで紹介している。 ■嚼むテンポに目を付けたヘルスケアデバイス「bitescan」 バイトスキャンは片側の耳に掛けて、モノを「bite=咀嚼する:嚼む」ときのテンポを測定するデバイス。Bluetoothで接続したモバイル端末のアプリに測定値がリアルタイムで表示される。デバイスの中にはシンプルに加速度センサーのみ内蔵している。 シャープはなぜこのようなデバイスの開発に目を付けたのか。担当者に