丹沢の尾根道周辺の不燃物を回収する初の「丹沢クリーン作戦」が1日終了した。5日間でNPO法人、大学や高校の山岳部、県山岳連盟など14団体、延べ328人が参加、空き缶や瓶、トタン板など3・7トンを回収した。地元の秦野市は今後、毎年実施したいとしている。 清掃活動は、県や秦野市、丹沢山小屋組合などが呼び掛け、3月6、7、13、20、28日に表尾根縦走コース(総延長15・7キロ)、新大日近くの山小屋周辺で行われた。回収されたごみは缶、瓶、トタン板、古タイヤ、車のバッテリーなど3・7トンに達した。 重量のあるごみは、新大日近くの標高1210メートルの空き地に集積され、事前に用意されたカーゴネットに積み込まれた。31日にヘリコプター1機が10往復し、直線で約1・4キロ離れた戸沢の出合いまで搬送、1日に処理施設に搬入された。 同市は、これまではふもとを中心に清掃活動を実施していたが、尾根道周辺の