朝ご飯を食べながら会議をする「パワーブレックファースト」を実演する辺見さん(左)と小沢環境相(中央)=21日午前8時20分、東京都千代田区丸の内 家庭の二酸化炭素(CO2)排出量を減らそうと、環境省は21日から早寝早起きの朝型生活を呼びかけるキャンペーンを始めた。朝型生活で電力の使用を減らし、地球温暖化防止に役立てるのが狙い。都内で開かれたイベントでは、女優の辺見えみりさんや小沢鋭仁環境相らが「朝、太陽の明かりで暮らすことがCO2カットの早道」と呼びかけた。 環境省は2005年に打ち出した「クールビズ」が一定程度定着したことを受け、新たなCO2削減の生活習慣を考えてきた。最近、時間の有効利用や健康を考える人たちが増えて注目される朝型生活に「CO2の削減効果もある」(環境省)と目をつけた。 同省によると、日光で過ごす朝の時間を1日当たり1時間増やし、夜の就寝をその分だけ早めると、平均的