日本では、北朝鮮バッシングが勢いあまって、韓国が北朝鮮に宥和的だったりする現状を見ると、坊主にくけりゃ袈裟まで式に韓国をもたたく傾向がある。なぜか朝日新聞とか「左系」とされるメディアや論者ですら、最近の日本の北朝鮮バッシングに便乗してか、北朝鮮核実験実施の後にはソウル発報道でノムヒョンの包容(太陽)政策を「失敗」だとする記事や論調が目立った。朝日でもこれだから、右系メディアや論者にいたっては、完全に狂っているというか、「ノムヒョン政権は左翼親北、共産主義が好きで、北朝鮮に取り込まれている」「韓国が北朝鮮に併合されるのも時間の問題だ」「民主労働党のような明らかな親北左翼政党が影響力を拡大している」「ハンナラ党になればマシになる」などと書きたてている。 しかし、それは彼我の条件や環境の違いや戦略的利益を考えない、単なる感情論というものだ。 では本当に韓国のノムヒョン政権が左翼親北で、韓国の改革