学校に理不尽な要求を次々に突きつける。そんな親の姿が、放射能を撒き散らすゴジラを連想させるのか、「モンスターペアレント」と呼ばれるようになった。理解はぜんぜんできないが、なんとか対応しなければならない。自治体の教育委員会の中には、苦肉の策として、苦情を類型化してマニュアルにするケースも出てきた。 「利益追求型」「愉快犯型」など10類型化した教委 「娘に学芸会でピアノを弾かせてほしい」「いじめた子を転校させろ!」 保護者モラルの低下で、こんな苦情に悩む学校が増えてきた。いつから増え始めたのか定かではないが、07年夏ごろからマスコミでは「モンスターペアレント」と呼ぶようになってきている。 モンスターだから、社会常識や理性はなかなか通用しない。が、そんな親を持つ子どもを辞めさせられない以上、対応するしかない。そこで、自治体各教委が取り組み始めたのが、苦情を類型化して処方箋を書いたマニュアルだ。
![金品要求に教師糾弾のビラ 「モンスター親」に苦悩する学校](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f15540731750b6dd6c99f222bda7754386dc4b2a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.j-cast.com%2Fassets%2Fimg%2Ffb-og-img-news-160926.png)