岐阜県と岐阜市は22日、新たに岐阜市や各務原市、羽島郡笠松町の男女3人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。うち笠松町の20代男性は同町の松波総合病院の研修医で20日に発症、19~21日に診療に当たっていた。また22日、感染し入院していた岐阜市の80代女性が死亡した。県内の感染者の死亡は6人目。県内の感染者は147人となった。 県によると、研修医は救急外来の診療を担当。20日に喉の痛み、全身の倦怠(けんたい)感などの症状が出た。21日に発熱やせきも表れ、22日に陽性と判明した。複数の患者と接触したが、勤務中はマスクを着用していたため、県は感染リスクの高い患者はいないとみているが、診療を受けた患者の確認を急ぐ。病院は、濃厚接触の可能性がある8人の研修医を自宅待機とし、院内を消毒した。通常通りの診察を続ける。 また、死亡した女性は、別の疾患で入院していた岐阜市内の医療機関を退院後に発症