ドア付近まで乗客であふれた電車=福岡市博多区のJR博多駅で2023年5月17日午後6時59分、徳野仁子撮影 就職や進学で新生活が始まる春、鉄道会社は駅や車内の混雑に神経をとがらせる。満員電車に慣れていない乗客が増え、乗り降りに手間取るからだ。ダイヤも乱れてしまうため、ホームへの駅員配置やアナウンスを増やしているが、解決するのは簡単ではなさそうだ。 「乗車したら奥に進んでください」「すいている扉からご乗車ください」。真新しいスーツの若者が目立つ福岡市のJR博多駅では、朝夕のラッシュ時にアナウンスが繰り返された。九州各地から人口流入が進む福岡市では近年、多くの路線で混雑時に車両内が「すし詰め」となるのが当たり前になっている。 ドア付近が混み合うと、乗り降りに時間がかかり、電車の遅れにもつながる。このためJR九州や西日本鉄道といった地元交通機関は4月、アナウンスやホームでの誘導を強化。こうした状
