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ブックマーク / kipuka.blog70.fc2.com (3)

  • 早川由紀夫の火山ブログ 学者の責任

    学者というのはたいへん無責任な存在である。いつも勝手なことばかり考えて、好きなことを言っている。いいかげんな発言をしてもその責任は、自分が属する小社会で信用が失墜するだけに留まる。社会的責任は問われない。これが、学者の自由を保障して社会のなかで学術を効果的に発展させる仕組みだ。 私は過去に一度だけ、この免責された学者の小社会から飛び出ようとしたことがある。それは2004年のことだった。国と県と市町村が合同でつくった浅間山のハザードマップに重大な虚偽があるのをみつけた。 国と県と市町村が示し合わせたこの虚偽は到底容認できないことだと、そのときの私は感じた。法的手段に訴えてみずからが社会改革をなすべきだといったんは信じた。その方法は、告発することだと知った。やり方を調べて、いざ告発する段階に至った。 さすがに躊躇して、親しい何人かに相談を持ちかけた。おおかたは態度を明らかにしなかったが、ひとり

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    REV 2011/01/08
    斜面の上の岩が低いところに落ちるのも、ビタミンKが無いと凝固が障害されるのも、同程度に確かな気がする。溶岩避けのレメディーは無いのかしら。
  • 早川由紀夫の火山ブログ ニセ科学にどう向き合うべきか 火山防災の目から考える

    ビタミンKを投与しなかった乳児が死亡したニュースに接して、ツイッターできのう考えました。加筆しつつまとめます。 私の基的立場は、「安全は保証されていない」です。命を絶たれるリスクを負いながら毎日毎日を積み重ねています。そういう目からすると、ビタミンKを投与しないことによる乳児死亡のリスク1/2000はそれほど大きくない。もちろん費用が小さいから対応するリスクではあるが、他に優先する何かを持っている人がそれに対応しない自由も認めたい。 「(砂糖玉がビタミンKと同じ役割をすると考えるのは)科学的に間違っている」は、どしどし言ってください。「だから信じるなとか、だから使うな」までは、言わないでください。意見陳述はよいが、指図は控えてほしいというのが私の立場です。 この立場を私がとるに至った背景には、火山災害時の避難行動をよく考えたことがあります。災害対策基法の60条と63条、すなわち避難勧告

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    REV 2010/07/12
  • 早川由紀夫の火山ブログ ニセ科学を批判すること

    ニセ科学とは ニセ科学という語を以後使うなというわけではないが、それが論理的考察に耐える概念ではないことを知るべきである。提唱者とされる菊池誠さんは、ニセ科学を定義しないと述べている。定義のない概念は論理的考察で使えない。 定義がないのだから、特定の事例がニセ科学かそうでないかを問うても無意味だ。意味があるのは、特定の事例が社会的批判を向けるべき対象かそうでないかの問いである。 ただしニセ科学批判者のなかには、ニセ科学の定義を試みるひともいる。その定義は「科学を装うが科学でないもの」とされることが多い。しかし、科学でないものと定義はしてはいるが、実際のニセ科学批判者の多くは、間違いとされた科学をもニセ科学に含めている。 あるひとは、間違いとされた科学をいつまでも正しいと主張し続ける行為に注目する。おかしなことだと私は感じるのだが、学説自体ではなくそれを主張する行為をニセ科学と呼ぶのだという

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    REV 2010/06/16
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