エルサレムの超正統派ユダヤ教徒地区にある携帯電話ショップの前で、「インターネットと映画のない人生は幸せだ」と書かれた看板を持って抗議をする男性。一方、店内は多くの超正統派の男性であふれていた=2021年2月15日、エルサレムのメアシェアリーム地区、高野遼撮影 超正統派ユダヤ教徒とは? ユダヤ人とひとことで言っても、宗教への関わりは千差万別だ。改革派、保守派、正統派……。都会に行けば、戒律を守らずに生きる世俗派も多い。その中で、最も厳格に戒律を守っているのが超正統派と呼ばれる人たちだ。 各地で迫害されながら生きてきたユダヤ人だが、19世紀ごろになると、近代化する西欧社会に同化する流れが生まれる。それに反発して伝統に忠実な生き方を選んだのが超正統派だとされる。現代の価値を否定する理念はこの頃から一貫している。あの黒ずくめの格好も、当時の東欧の文化を引き継いでいる。 ナチス・ドイツによるホロコー
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